空間ごと世界の名画を再現した大塚国際美術館や、日本で最も格式の高い伊勢神宮、冬にも花畑を鑑賞できるニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンなど、冬の一人旅にもってこいの、国内のおすすめ観光スポットをご紹介します。
1.大塚国際美術館(徳島)
日本最大級の常設展示スペース(約3万㎡)を持つ美術館。鑑賞ルートは約4kmにも及び、じっくり鑑賞すると丸一日いても足りないほど。冬の一人旅に、暖かい屋内でたっぷりと時間をかけてアートを楽しむにはもってこいの美術館です。
展示されているのは、陶器の大きな板に原画に忠実な色彩・大きさで作品を再現した陶板名画。ゴッホの『ヒマワリ』やレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』、クロード・モネの『モネの大睡蓮』をはじめ世界25カ国190余りの美術館が所蔵する名画1,000余点を、特殊技術によって陶板で原寸大に再現し展示しています。
特徴のひとつに、名画が飾られている空間や環境を丸ごと再現している点があります。大きさや部屋の広さ、光の当て方まで細部にわたって再現し、まるでその土地に行ったかのような臨場感が味わえます。
館内には2つのカフェ、1つのレストランも併設。別館1階の「レストラン ガーデン」では、鳴門の特産品を使ったレギュラーメニューのほか、期間限定メニューのランチセットも楽しめます。そしてゴッホのファーストネームから名付けた「カフェ フィンセント」では、軽食を中心にいただくことができます。マグカップやお手拭き、プリンにも、ゴッホの顔が描かれていますよ。
2.伊勢神宮(三重)
伊勢神宮は日本人の総氏神とされる、日本で最も格式の高い神社。全部で125社のお宮とお社の総称のことで、内宮・外宮はその中心的な存在です。冬の凜とした空気の中、一人旅で静かに参拝する時間はきっと特別な体験になるでしょう。
内宮には、皇室の御祖先であり、日本の総氏神のように信仰される天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られています。境内には、天照大御神を祀る「皇大神宮」をはじめ数々の別宮があるほか、五十鈴川の「御手洗場」や、川にかかる「宇治橋」などが見どころ。
外宮には衣食住をはじめ産業の守り神である豊受大御神(とようけおおみかみ)が祀られています。境内には豊受大御神を祀る「豊受大神宮」をはじめ、いくつもの別宮があるほか、平清盛のエピソードが残る「清盛楠」、パワースポットの「三ツ石」などの見どころがあります。
参拝を終えた後には、みやげ屋や飲食店などが軒を連ねる「おはらい町」や「おかげ横丁」などをぶらぶら歩く楽しみも。五十鈴川沿いのカフェでのんびりするのもおすすめですよ。