小学生:ベストセラー絵本ランキング12選
次は小学生におすすめの絵本を学年別に12選ご紹介します。高学年におすすめの絵本もありますのでぜひ参考にしてください。
1年生:ロボット・カミイ
「ロボット・カミイ」はとっても夢あふれる紙でできたロボットです。カミイはいたずらっこで、ワガママいっぱいの泣き虫ロボットです。そんなカミイが果たしてみんなと上手に仲良くやっていけるのかな?というストーリーになっています。
初めて小学校に入り、新しい集団生活に馴染もうと頑張っている1年生にはピッタリの絵本ですね。ぜひカミイの行動を見ながら「自分らどうする?」と優しく問いかけて一緒に楽しんでください。
1年生:ももいろのきりん
「ももいろのキリン」はとても温かみがあるカラフルなイラストが綺麗な絵本です。お母さんからもらった大きな桃色の紙でキリンを作った女の子が主人公です。
雨が降り出してキリンの首がはげてしまい、その首にピンク色を塗るためにキリンの背中にのって冒険に飛び出すというストーリーです。ファンタジーな要素を含むとても楽しいお話で、1年生なら自分で読むこともできるシンプルな長さも魅力です。
2年生:エルマーのぼうけん
エルマーの冒険は世界で累計763万部以上も発行されている大人気絵本です。エルマー少年がリュックにいろんな物をつめて大冒険に出発するというとても楽しいストーリーです。
現実では味わえないドキドキ感やハラハラするスリルなどを感じることができ、字を読めるようになった子なら夢中で最後まで読み進めてしまう内容になっています。
パパやママが読み聞かせてあげるなら何日にかに分けても良いかもしれません。じっくりとエルマーの楽しい冒険の世界を体験させてあげましょう。
2年生:大きい1年生と小さな2年生
「大きい1年生と小さい2年生」は体の大きな1年生の男の子と、体の小さな2年生の女の子が登場します。体は1年生の方が大きくても、中身はやっぱり2年生の女の子のほうがしっかりしています。
凸凹コンビの2人の小学生の友情や自立をテーマにしたストーリーで、2年生が読めば自分の心の成長が感じられる作品になっています。
姉弟がいる家庭なら、絵本の中の男の子と女の子に自分たちを重ね合わせてより楽しく読み進めることができますよ。
3年生向け:ふたりはともだち
「ふたりはともだち」は2匹の友達同士のカエルのが登場します。優しくて思いやりの心がある「かえるくん」と、ちょっとだけワガママな「がまぐん」の心のふれあいを丁寧に描いた絵本です。
何気ない友達同士のやりとりを通して、友達の大切さや素晴らしさなどを実感できる名作絵本として話題になっています。
この「ふたりはともだち」は学校の道徳の教科書に掲載されているところもあるようです。自分も友達も大切にしようというメッセージが伝わってきますよ。
3年生:としょかんライオン
「としょかんライオン」は図書館にライオンがやってくるというファンタジーなストーリーが楽しい絵本です。図書館は誰が使っても良い施設ですが、じゃあライオンが本を読みにきたらどうなるの?というユニークな発想がテーマになっています。
みんなで楽しく過ごすためのルールについて考えたり、生き物の命の平等について考えたり、1冊でとてもたくさんの刺激を与えてくれる本です。のんびり親子で話しをしながら絵本の内容について語り合ってみてください。
4年生:あおい目のこねこ
「あおい目のこねこ」は変わった青い目をした猫がネズミの国を目指してさまざまな困難を乗り越えながらポジティブに前を向いて進んでいくストーリーが非常に子供の心を感動させる名作絵本です。
ときにハラハラドキドキ、ときにクスッと笑えるユーモラスな表現もあり、最後まで飽きることなく読み進めることができます。
大人になってからも思い出に残っているというママやパパもとても多く、長く愛されるベストセラー絵本として有名です。
4年生:かぎばあさんシリーズ
「かぎばあさんシリーズ」は小さな子から大人まで誰もが楽しめる名作として人気があります。両親が共働きで誰もいない家に1人で帰宅する子供が登場します。
カギをなくして家に入れなくて困っているところに不思議なおばあさんが登場して、たくさんのカギの束を使って家の鍵を開けてくれます。そればかりか、お腹を空かせた子供にとても豪華で美味しそうな食事まで作ってくれます。
共働き世帯が多くなった現代でこんな素敵なおばあさんがいたらなぁと思わずにはいられない感動的な絵本ですね。
5年生:かべのむこうになにがある?
5年生は心も体も大きく成長する時期です。「かべのむこうになにがある?」は自分以外の外の世界にも興味がわくこの時期にの特におすすめの絵本です。
主人公は小さなネズミです。ネズミの目の前には真っ赤な大きな壁があり、それがいったい何なのか、いつからあるのか誰も知りません。
壁の意味を知りたいネズミは何とか壁の外に出ることに成功するのですが、物語はそこで終わらないのがこの絵本の深いところです。
自分と他人を隔てる壁、国と国とを隔てる壁など、現実世界にもいろんな壁が存在していることを汲み取ることができる素晴らしい絵本ですね。
5年生:注文の多い料理店
とても有名な宮沢賢治の「注文の多い料理店」は絵本でも人気があります。
ストーリーは皆さんご存知のとおり、森の中であるレストランを見つけた2人の狩人が、いそいそと中に入ったところお店からいろんな注文を指示されます。
律儀にその注文に従っていくうちに、実は自分たちが何者かに食べられるために自分で準備させられていたのだと気付くという物語です。
ユーモアあふれる文と挿絵で笑えるところもありますが、よく考えてみると少し背筋が寒くなるような、優れた名作絵本です。
5年生なら何度も読み返すうちに、「指示待ち人間になってはいけない」「考えて行動しなければいけない」など様々なことを考えさせられますね。
6年生:最初の質問
6年生になるともう絵本は卒業して小説などを読んでいる子も多くなります。しかし絵本は美しい挿絵が物語を豊かに彩ってくれる魅力があります。
「最初の質問」は「今日あなたは空を見上げましたか?」で始まります。普段何気なく日常生活を送っている子供たちへ、これからの希望ある未来に向かって飛び立ってほしいというメッセージが込められています。
子どもたち1人1人見る子によっていろんな捉え方ができる詩集絵本です。
6年生:すきっていわなきゃだめ?
6年生ぐらいになると初恋を経験する子も増えてきます。初めての胸の高鳴りに戸惑っている思春期を迎えようとしている子供たちにはこちらの「すきっていわなきゃだめ?」という本がおすすめです。
とても短くシンプルな絵とストーリーですが、人を好きになることの素晴らしさを実感できる作品としてネットを中心に話題になっています。