この大損害を補填するため、フラームは田中みな実を大プッシュしているといわれていた。田中は9月にレギュラー番組だったテレビ朝日系バラエティ『あざとくて何が悪いの?』を卒業した一方、女優業を活発化させており、7月クールに放送されたフジテレビ系ドラマ『ばらかもん』でも高評価を得ていた。事務所が田中を大々的に女優として売り込んでいるとの情報があり、今後出演作が急増するとの見方があるようだ。田中は9月からauの「三太郎シリーズ」に“鬼嫁”役で出演するなどCMでも活躍し、事務所の稼ぎ頭になりそうな勢いで奮闘している。

 だが、いくら田中のポテンシャルが高くても看板女優の穴を単独で埋めるのは難しい。事務所のエース格のひとりである有村はNHK大河ドラマ『どうする家康』への出演で手いっぱいだったが、クランクアップからしばらく経ち、落ち着いてきたタイミングで写真集リリースが発表されたことで「補填に駆り出された」との見方が浮上したようだ。

 フラームには、広末と並ぶ看板女優である戸田恵梨香がいるが、5月に第1子を出産しており、現在は復帰しているものの子育てで多忙とみられることからフル稼働は難しい。若手の有望株である松本穂香、不倫騒動による休業から復帰した唐田えりか、中高年層からの人気が高い吉瀬美智子らもいるが、いずれも広末の穴を埋めるとなると難しそうだ。となると、有村と田中がフル回転で稼いで損失を補填するしかない。

 当の広末は、不倫騒動時に週刊誌に自ら電話して事務所の不満をぶちまけたこともあって、このままフラームに残るかどうかすら不透明。「早期に復帰して自ら損失を補填するのでは」という見方もあったが、現状では期待薄と言わざるを得ないだろう。今後、有村と田中の露出が大きく増えるとみられているのはファンにとってうれしいことだが、フル回転によって負担が大きくなりすぎないか心配だ。