助産師・性教育YouTuberの大貫詩織(シオリーヌ)氏が代表を務めるRineは、新しい産後ケアの形である「産後ケア銭湯」の取り組みをさらに拡大していくため、9月30日(土)よりクラウドファンディングを実施中だ。

手頃な価格で気軽に利用できる


「産後ケア銭湯」とは、温浴施設などの施設に助産師・看護職が出張し、託児と育児相談を日帰りで利用できるサービスだ。現在は、神奈川県藤沢市の温浴施設「湘南台温泉らく」で、毎月第4月曜日に開催している。

産後ケアホテル等の宿泊型産後ケア施設では、1泊5〜6万円以上が相場であり、気軽に利用することが難しいと感じる人も多いが、「産後ケア銭湯」は手軽な料金設定にすることで、“自分へのご褒美”として利用しやすい環境づくりを目指している。

また、自治体の助成を受けることのできる産後ケア事業では、その利用までに申込書の提出や施設の見学、担当者との面談などの煩雑な手続きがあることも少なくない。

しかし「産後ケア銭湯」は、事前の面談等の手続きがなく、予約はすべてオンラインで完結。「休みたい」と思ったときにすぐに使えるサービスであることを重視している。

さらに、「産後ケア銭湯」は日帰り型のサービスとなっており、宿泊型のサービスのようにパートナーや上の子との調整が難しく利用できないということがなく、気軽に利用できる時間設定となっている。

「産後ケア銭湯」が抱える課題

「産後ケア銭湯」では、イベント開催を重ねる中で運営体制のアップデートを続け、現在は赤ちゃん5名に対してスタッフ6名(9月時点)という体制で実施している。

安心して利用してもらえる運営体制を築くためには十分な人件費や物品購入費が必要だが、現状の売上ではそれを確保することが困難な状況だという。

「産後ケア銭湯」が独立して持続できる事業になるための運営体制の構築や、実施施設の拡大に向けたアクションのために、当面の人件費やイベント運営にかかる費用を確保する必要がある。そこで今回、クラウドファンディングを実施することを決定した。

大貫詩織氏、Rineの活動について

大貫詩織氏は、総合病院産婦人科、精神科児童思春期病棟にて勤務ののち、現在は学校での性教育に関する講演や性の知識を学べるイベントの講師を務めている。

2019年より性教育YouTuberとして性を学べる動画を配信中。2022年10月にRineを設立した。Rineでは、SRHR(性と生殖に関する健康と権利)に関連した情報発信や、企業コンテンツの監修、自治体とのコラボ事業等を手がけている。

今年より産後ケア事業として「産後ケア銭湯」の運営を実施。「SRHRが当たり前に尊重され、人生を自分で選びとれる社会へ」をビジョンに掲げ、すべての人が自分の意思で納得する人生を選びとれる社会の実現を目指している。

リターンの詳しい内容はプロジェクトページで確認を。

「産後ケア銭湯」の取り組みに共感した人は、クラファンで応援してみては。

GoodMorning:https://camp-fire.jp/goodmorning
プロジェクト名:【産後ケア銭湯】気軽に使える産後ケアの選択肢を増やしたい!

(yukari)