トム・ハンクス
オスカー受賞者で人気俳優のトム・ハンクス(67)は、自身のAIバージョンが登場するデンタルプランの広告が出回った後、自身のインスタグラムを更新。ファンたちに注意喚起した。
トムは現地時間10月1日にインスタグラムを更新。AIが生成した自分の似顔絵を投稿し、「気をつけて! AIバージョンの僕でいくつかのデンタルプランをプロモーションしているビデオがあるんだ。これは僕とは関係ないよ」とメッセージを貼り付けた。
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AIといえば、映画業界で問題視されている。今年始まった大規模なSAG-AFTRA(映画俳優組合)のストライキは、公正な賃金と人工知能の使用に関する合意に達しなかったことにより行われていた。
トムは以前、「アダム・バクストン・ポッドキャスト」に出演した際に「こうなることは予想していた。コンピュータの中で0と1を取り込んで、それを顔やキャラクターに変える能力が生まれることは予想していた。その後、その能力は10億倍にも膨れ上がり、いたるところで目にするようになった」とコメントしていた。
近年、映画や音楽業界でAIの使用が目立っている。昨年9月、『スター・ウォーズ』シリーズ第一作目の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』以来ずっとダース・ベイダーの声優を務めてきたジェームズ・アール・ジョーンズが引退を発表。彼の後を引き継ぐのはAIだと報道され、多くの注目を浴びた。
また、あるゴーストライターが、ドレイクとザ・ウィークエンドの声を模倣してAI生成した楽曲「Heart on My Sleeve」を発表。この楽曲は最優秀ラップ・ソング賞と年間最優秀楽曲賞に応募されている。
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