絵本画家いわさきちひろさんの世界を楽しめる「安曇野ちひろ美術館」や、忍者体験が楽しい「忍者からくり屋敷」、フルーツ狩りに行きたい「塩崎農園」など、子供とのお出かけにおすすめの長野の子連れ向けスポットをご紹介します。

1.安曇野ちひろ美術館

photo by B.B団さん

北アルプスの麓にある、世界初の絵本美術館。優しいタッチと色合いで描かれた、いわさきちひろさんの原画や、世界の絵本画家の作品を間近で鑑賞することができます。

また「トットちゃんの部屋」では、絵本を読んだり、遊んだり、思い思いに過ごせるよう細部にまでこだわりが感じられます。内装やレイアウト、角がない家具にも目を向けてみてくださいね。

2.忍者からくり屋敷

左手は手裏剣道場

長野県戸隠は、知る人ぞ知る忍者の里。戸隠神社奥社前にある広い敷地には、「戸隠民俗館」「戸隠流忍法資料館」「忍者からくり屋敷」と忍者にまつわる3軒の建物があり、中でも「忍者からくり屋敷」は昨今のNINJAブームもあり、外国人観光客にも人気の場所になっています。

詳しくは行ってからのお楽しみですが、からくり満載の屋敷は大人でも右往左往してしまうほどの難しさ。お子さんと一緒に知恵を出し合いながら、脱出路を探してみてくださいね。

上記3軒の他にも、手裏剣道場(別料金)や壁渡り、吊り橋なども設置されており、ちょっとしたアスレチック気分で楽しめます。

3.美ヶ原高原美術館

箱根にある「彫刻の森美術館」の姉妹館で、標高2,000mのゆるやかな丘陵地に、350点あまりの現代彫刻を常設展示しています。北アルプスなど雄大な景色を360度の眺望で見渡す高原では、彫刻作品だけでなく、200種類以上もの高山植物を楽しむことも。

photo by くんぬんさん

敷地内には屋外展示場のほか室内展示場もあり、子どもと一緒にさまざまなアート作品を堪能できます。

4.千畳敷カール

photo by よしむさん

日本最高所にあるロープウェイの駅「千畳敷駅」からすぐの、標高2,931mの宝剣岳直下に広がる景勝地。畳1,000枚を敷いた広さがあることからつけられた名称で、今から約2万年前、ゆったりとした氷河の流れによって浸食され形成されたカール(半円形の窪地)です。

周囲には遊歩道が整備されており、一周40分ほどのハイキングを楽しめます。夏には可憐な高山植物のお花畑(7月下旬〜9月上旬)が広がり、秋には紅葉(9月下旬〜10月上旬)、冬は雪景色など、四季折々の風景を楽しめます。遊歩道の散策だけなら体力もそれほど使わないので、子連れでのお出かけにもおすすめです。