2位にはディズニーランドの人気アトラクションを実写映画化したエンタテインメント・ホラー・コメディ『ホーンテッドマンション』がランクイン。同作は、知らずに訳ありの館に引っ越してしまったばかりに、次々と怪現象に見舞われる親子と、彼らを助けるために、館の謎に挑む個性豊かな心霊エキスパートたちの運命を描く。ハロウィンシーズンの公開とあって、特にディズニーファンは歓喜の声を上げているが、レビューサイトなどでは「映画としては完全に中身がなさすぎる」「ちょっと微妙かも」など、残念がる声も寄せられている。

 3位は主演に吉永小百合と大泉洋を迎えた巨匠・山田洋次監督の最新作『こんにちは、母さん』。同作は仕事や妻子との関係に悩む息子と、新たな恋に胸躍らせる母親を中心に、彼らと周囲の人々が織りなす人情模様を描く。SNS上では、山田監督作品らしく「ほんわかしたいい映画」「吉永小百合さんが可愛い」など評判は悪くない。

 4位は宮﨑駿監督が『風立ちぬ』以来10年ぶりに手掛けた長編アニメーション作品『君たちはどう生きるか』が入った。公開9週目終了時点で興収は79.6億円。過去の宮﨑作品では『千と千尋の神隠し』が同じ9週目で202億円、『風立ちぬ』が104.8億円となっており、過去作に比べると物足りない数字になっている。

 5位は絶滅したはずの巨大ザメ、通称“MEG(メグ)”の恐怖を描いたスティーヴ・オルテン氏の小説をジェイソン・ステイサム主演で映画化した海洋パニック・アクションの続編『MEG ザ・モンスターズ2』。同作は前作から5年後を舞台に、MEGをはじめ太古の巨大生物たちが人々を襲っていく。中国で絶大な人気を誇るアクションスターのウー・ジンが出演していることも話題で、公開25日間で動員84万人、興収13億円超を記録している。

 6位には清水カルマ氏の同名ホラー小説を『リング』の中田秀夫監督が、主演に橋本環奈とジャニーズWEST・重岡大毅を迎えて映画化した『禁じられた遊び』がランクインした。同作は子どもの純粋な思いが引き起こした恐るべき怪異に巻き込まれた主人公たちの運命を描く。ジャニーズ出演作だが、週刊誌等の報道によると早くも“大コケ”と揶揄されている。興収は公開11日間で2億1872万円だ。