『ラヴィット』っぽい手法が固定化されてしまった
「同番組が始まった21年3月は、新型コロナ関係のニュースばかりが報道されている時期でした。開始当初こそ『ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』『サタデープラス』(以上、同)や『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)など既存の番組との差別化に苦しみましたが、番組内容を“お笑い”に特化させたことで、ワイドショーへのカウンターパンチとして人気を獲得したんです。しかしここにきて、内容がマンネリ気味になっている感が否めません」(テレビ業界関係者)
朝8時からスタートする『ラヴィット!』のオープニングトークは、長くても9時前には終わり「ラヴィット!スタートです」と本編が始まるが、トークが長引き、9時を大幅に超えることもしばしば。これも最初のうちは、「『オープニングトークが9時を超えた!』という展開で大きな話題になりましたが、今やそれも常態化している」(同)という。
「先述の通り、トークやグルメ情報、体を張ったチャレンジで、いわゆる“『ラヴィット!』っぽい”手法を確立、固定化されてしまったため、安定はしているものの、目新しさはあまりなくなっています。3年目に入り、壁にぶつかっている状態といえるでしょう」(同)
ちなみに、13日の同番組の視聴率は個人1.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、世帯2.4%。対する『DayDay.』(日本テレビ系)1部は個人1.7%、世帯3.0%(2部は個人1.3%、世帯2.5%)で、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)は個人4.9%、世帯8.8%を獲得し、『めざまし8』(フジテレビ系)は個人2.2%、世帯4.0%という結果だった。
『ラヴィット!』は若者層の支持は厚いものの、ネット上では少なからず「飽きた」という声も見られるようになっている。視聴者を食い止めるためには、そろそろ大幅なテコ入れが必要なのではなかろうか。