「『SMAP』や『嵐』、『King & Prince』など毎年数多くのグループが出場する『NHK紅白歌合戦』の個別リハーサル後の囲み取材の時です。『紅白』についてはNHKが取材マスコミの窓口を担当している関係で、さしものジャニーズ事務所といえどもメディアの“えり好み”はできません。当日はジャニーズタレントのスキャンダルも記事にする“アンチジャニーズ”のマスコミも取材に来たり、資料用の写真を撮影しに来たりするのですが、そうした場でも白波瀬氏は仕切りこそしないものの、目を光らせています。普段見慣れない記者が『紅白』と関係のないプライベートに関する質問をしようとするとNHKのスタッフに目配せして制止させたり、懇意の“ジャニ担”の記者に『あのコ、どこの媒体?』と確認したりしていましたね」(女性誌記者)
その一方、水面下では密かに“アンチジャニーズ”マスコミともパイプを築いていたという。
「数年前までジャニーズ事務所は所属タレントの熱愛などのスキャンダル記事に対しては表向きノーコメントや非対応というスタンスを貫いていましたが、白波瀬さんが一応の窓口として機能していました。自分が関知していないところで無断で記事を出されるのが一番困るのでしょう。ジャニーズタレントのスキャンダルを扱う週刊誌や女性誌、写真誌、夕刊スポーツ紙などの編集長や芸能デスクとの間に『記事を載せる前にかならず連絡を取り合う』といった暗黙の協定が結ばれていたようです。年に数回は極秘で会って、白波瀬氏が御馳走するなどして情報交換もしていたそうですからね」(前出の女性誌記者)
ジャニーズ帝国の黄金期を支え続けてきた功労者にはぜひとも、創業者兼元社長の犯した大罪の真実を公の場でつまびらかにしてほしいものである。