幼児・小学生向け家庭学習用オンライン英語教材「パルキッズ」シリーズを提供する児童英語研究所は9月29日(金)から、多言語「フランス語・スペイン語」学習教材「多言語版パルキッズ」の提供を開始する。

多言語版パルキッズについて

「多言語版パルキッズ」は「パルキッズ」で培った言語学習メソッドを他の言語にも応用して学習できるサービス。家庭内で取り組むことができ、0歳から小学生までの幼児・児童が対象となる。

多言語を学ぶメリット


幼児・児童の言語教育といえば英語のバイリンガル教育が挙げられるが、トリリンガルやそれ以上の多言語学習となるとそのメリットについてはあまり知られていない。実は多言語学習にはバイリンガル教育だけでは達成できないメリットがいくつかある。

まずは、経済的なメリットが挙げられる。国際的にビジネスを展開する上で、英語力は当然のように求められるが、より深いコミュニケーションを図りたいならば、やはり現地の言葉を知っていることが重要だ。

日本では珍しいが、海外では国際的なビジネスを行う場合、英語話者がフランス語やスペイン語などを操ることは当然のようにある。

また、昨今注目されている多様性に関しても、多言語学習者は寛容である。言語を通して様々な国の文化や人々に触れることが多様性を知るための入り口となる。多言語を知っているだけで、多様性の世界に触れることができる。

さらに、多言語学習は、言語だけでなく、思考力においても好影響を与える。言語学習においてワーキングメモリ(言語情報を一時的に操作する領域)にかかる負荷は大きい。

そのため多言語学習を行うことでワーキングメモリが大きくなり、与えられた課題を多面的に処理できるようになる。多言語教育は頭の良い子を育てるための最も効率の良い方法の一つだ。

フランス語・スペイン語を学ぶ理由


多言語学習を行うにあたって、人口で言えば中国語やヒンズー語などが挙げられるが、話者がそれらの国に限定されているため、よりグローバルに使える言語とは言い難い。

そういった意味では、南米やヨーロッパで使用され、母語人口世界3位であるスペイン語はまず押さえておきたいところだ。

また英語学習者にとっては、その語彙の6割がフランス語由来であることから、フランス語も有力な候補になる。かつて世界の公用語であった歴史を持つ点においても、フランス語を学ぶメリットは大きい。