2012年には、20周年記念プロジェクトが始動。14、15年に新作アニメシリーズ『美少女戦士セーラームーンCrystal』第1、2期が動画配信サービス「ニコニコ生放送」ほかで配信されたのち、地上波でもオンエア。そして16年に第3期を放送後、21年に劇場公開された第4期『Eternal』を経て、今回の『Cosmos』で完結を迎えることに。
なお、出演声優は『Crystal』制作時点で、主人公の月野うさぎ/セーラームーンを演じる三石琴乃を除いて旧作から一新。今作でも、水野亜美/セーラーマーキュリー役を金元寿子、火野レイ/セーラーマーズ役を佐藤利奈、木野まこと/セーラージュピター役を小清水亜美、愛野美奈子/ セーラーヴィーナス役を伊藤静、ちびうさ役を福圓美里が引き続き演じている。
『セーラームーン』というと、やはり長年主演を務めている三石の印象が強いが、業界関係者によれば、「脇を固める女性キャストたちも実力派」だという。
「三石は演技のレベルが相当高いため、技術の乏しいキャストで固めてしまうとボロが出ますからね。そういった意味でも新キャストは『三石と並んで演じることができる』レベルの声優たちだと思います。女性声優の寿命は非常に短く、例えば、アプリゲームの関連作品にだけ出演し、そのほかは歌やダンスといったアイドル活動が中心という女性声優は、そのほとんどが30代以降、開店休業状態になってしまう。30代後半から40代前半の新キャストたちは、いわゆる“アイドル売り”を卒業し、技術で生き残ってきたわけですから、声優として『勝ち組』といえるでしょう」(同)
【こちらの記事も読まれています】