人間のような仕草が愛らしい
また、時間が分かるのか、在宅勤務中の旦那さんが就業時間を過ぎてもパソコンの前に座っていると鳴いてお知らせします。
「話もちゃんと覚えています。前に、約束した食べ物を食卓に出すのを忘れてしまったことがありました。そしたら他の好物が並んでいても、一口も食べてくれなくて(笑)」
そんな賢さを持つピョンタくんには、「実はビビリ」というかわいいギャップがあります。
「花火や雷の音がすると、クローゼットに隠れます。あと、セミが苦手。網戸にくっついていると遠巻きに見ますが、近づいてちょっかいを出すことはありません」
息子さんとの間には「兄弟の絆」が
「私たちにとってピョンタは家族なので、猫扱いはできるだけせず、何でも話して聞かせます。でも、傷つくようなこと……特に捨て猫だった話はピョンタの前ではしません」
そう語る飼い主さんの愛を受けながら、ピョンタくんはこの10年間で息子さんと兄弟の絆を深めてもきました。息子さんが小さなころには音読を見守ったり、一緒に寝たりと四六時中ベッタリ。たくさんの思い出を作ってきました。
なかでも、飼い主さんの胸に印象深く残っているのが、ピョンタくんが息子さんの身代わりになろうとした日の出来事。その日、飼い主さん家族は家にやってきたおじいさん、おばあさんと一緒に食事をしていました。最中、息子さんは悪いことをし、全員から注意を受けてしまいました。
すると、普段は悪さなどしないピョンタくんが急に花瓶を倒し、イタズラをしたのです。
「さらに悪いことをすれば自分が叱られるから、気をそらして息子を助けたかったのだと思います」
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