テイラー・スウィフト Photo: Anthony Harvey/Shutterstock
米人気歌手テイラー・スウィフト(33)のコンサート映画『TAYLOR SWIFT | THE ERAS TOUR』の前売り券が引き続き好調な売れ行きを見せていることがわかった。
テイラーは先日、現在行っている大規模な世界ツアー「The Eras Tour」がコンサート映画されることを発表。自身のインスタグラムにて「Erasの服装、友情ブレスレット、歌って踊ることをオススメするわ。1、2、3、LGB(※Let’s Go Bitchの略)!!!!(わかる人にはわかるよね)」とつづり、キャリアの集大成とも言われている同ツアーが映画化される喜びを明かしていた。
『TAYLOR SWIFT | THE ERAS TOUR』の前売り券は、販売が開始されるや驚異的な売り上げを記録。なんと発売からわずか1日で2,600万ドル(約38億円)という金額を叩き出し、AMCシアターズ(米映画館チェーン)における1日のチケット販売記録を更新する快挙を成しとげた。
米Deadlineが新たに報じたところによれば、『TAYLOR SWIFT | THE ERAS TOUR』はその後も好調なセールスを記録。売り上げはすでに6,500万ドル(約96億1,254万円)を突破しているという。なお、この売り上げには、米AMCシアターズ、米リーガル・シネマズ、米シネマーク・シアターズ、カナダのシネプレックス、メキシコのシネポリスのデータが含まれているとのこと。
米ComicBook.comによると、この数字はすでに『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)の事前販売記録を上回っているという。
この状況に、ある専門家は、テイラーのコンサート映画のオープニング週末興行収入が1億ドル(約148億円)を超えるかもしれないと推測。今年その記録を達成した映画は現時点で『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』『アントマン&ワスプ:クアントマニア』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』『バービー』の5本のみ。このことからも、テイラーのコンサート映画のチケット売り上げがいかにスゴイかがわかるだろう。
また、映画の都(みやこ)ハリウッドでは現在、全米脚本家組合(WGA)と全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)によるストライキが続いており、多くの映画やドラマの制作がストップしている。そんなこともあって、テイラーが“ハリウッドの救世主”となることは間違いない。
9月12日(現地時間)に行われた全米最大級の音楽授賞式「2023 MTV Video Music Awards(VMA)」では、最多となる9冠に輝いたテイラー。彼女の勢いはもう、誰にも止められないようだ。