セレーナ・ゴメスセレーナ・ゴメス

女優で歌手のセレーナ・ゴメス(31)が、「ミーム化」されることにウンザリしていることを明らかにした。

事の発端は先月、セレーナの友人であるドミニク・J・ウェストが投稿した写真だ。彼はインスタグラムのストーリーに【ブランケットにくるまり遠くを見つめながら物思いにふけるセレーナ】の写真をアップ。すると、この写真はSNS上で爆発的に広まることになった。

X(旧ツイッター)上では、この写真を使った「大喜利大会」が開催。Xユーザーたちは次のような文章を添えて先述のセレーナの写真をリポストした。

「『私たちの青い夏』(ドラマ)のシーズンフィナーレが金曜に公開されるのを待っている私」

「初めて泳いだ後の私」

「おばあちゃんのショールと娘のハンドバッグを選ぶとき」

「スクーター・ブラウン(音楽プロデューサー)の失脚を見ている私」

「食べても良いよと言ったあと、最後の一切れを食べている彼氏を凝視する私」

「数学の問題を一つ解いたあと休憩する私」

セレーナのプライベート写真は「ミーム化」、つまりオモシロネタとして扱われることになってしまったのだ。

このムーブメントも落ち着きを見せ始めた今月12日(現地時間)、セレーナは米ニュー・ジャージー州のプルデンシャル・センターにて開催された音楽アワード「MTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)」に出席。式典中にセレーナが見せたリアクションはまたしてもSNS上でバズる結果となった。

次々とセットが崩壊していくという演出を取り入れた歌手オリヴィア・ロドリゴのステージでは、こめかみに手をあてている姿がキャッチされたセレーナ。これにネット上では、本当にセットが崩壊したと思い込み困惑しているのではないかという声や、オリヴィアのパフォーマンスにウンザリし耳を塞いでいたのではないかなど、様々な意見があがる事態に。

その後、セレーナはこのウワサを否定。先述の騒動を伝えたBuzzFeed Celebのインスタグラムのコメント欄にセレーナは「大きな音がとつぜん聞こえてきて、怖かったの」と書き込み、耳に手をあてていたのはオリヴィアのパフォーマンスが原因ではないことを明言した。

インスタグラムで真相を明かしたセレーナ @buzzfeedceleb / Instagram

インスタグラムで真相を明かしたセレーナ @buzzfeedceleb / Instagram

セレーナはまた、2009年に当時付き合っていた歌手リアーナに暴力をふるったクリス・ブラウンが、本アワードの最優秀R&Bビデオ部門にノミネートされていることを知るや、明らかにイヤそうな表情を浮かべたことでも話題に。これを濠iHeartRadioがインスタグラムを通じて知らせると、セレーナはコメント欄に「誰が気にするっていうのよ(笑)」と投稿したのであった。

こちらの件についても律義に書き込み @iheartradioau / Instagram

こちらの件についても律義に書き込み @iheartradioau / Instagram

しかしながら、セレーナは一瞬一瞬の表情や仕草を切り取られ、ニセ情報や憶測、さらにはウケ狙いの文章などと共にSNS上で拡散されていくことにガマンならないようだ。「VMA」の出演後、セレーナはインスタグラムのストーリーに「もう二度とミームにはならない。自分らしくいることでネタの対象になるくらいなら、おとなしく座っている方がマシだわ。たくさんの愛を」と投稿。怒りを通り越して呆れた様子を見せている。