50代はがん保険に加入しないと「万が一の時に危ない」と感じている人は多いでしょう。

実際に年を重ねるごとに、がんに罹患するリスクは高くなります。とくに男性は、50歳を過ぎたあたりから顕著になります。

では、50代はがん保険に加入すべきでしょうか。50代で備えておきたい保険も含めて解説します。

50代のがん保険の加入率はどのくらい?

生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する 全国実体調査」によると、世帯主が50代の世帯での生命保険・個人年金保険の加入率は50~54歳は93.0%、55~59歳は94.8%となっています。

また保険の種類別に見ると、普通死亡保険の加入額の平均が2,000万円超、医療保険・医療特約や、がん保険・がん特約への加入率が高いことから、50代は「死亡保障」、「医療保障」、「がん保障」をまんべんなく用意している世帯が多いことがわかります。

50~54歳 55~59歳
生命保険・
個人年金保険の世帯加入率
93.0% 94.8%
世帯普通死亡保険加入額 2,296万円 2,312万円
個人年金保険 31.3% 31.5%
医療保険・医療特約 96.2% 94.7%
がん保険・がん特約 72.8% 72.6%

50代で入るべき保険は?

50代で入るべき保険は主に、「収入保障保険」「医療保険」「がん保険」の3つです。以下、それらの保険の内容と加入すべき理由について解説します。

収入保障保険

死亡・高度障害状態になった場合に、保険金が年金形式で支払われる保険です(一括受取も可能)。

50代は大きな死亡保障が必要な年代ですが、その他の支出も大きいため保障の過不足が生じないよう、合理的な保障設計ができる収入保障保険をおすすめします。

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