4位:シュトゥットガルトのクリスマスマーケット(ドイツ)
ドイツの三大クリスマスマーケットのひとつに数えられる「シュトゥットガルトのクリスマスマーケット」。アドベント(クリスマスイブまでの約4週間)になると、街がクリスマスムード一色に飾り付けられ、280を超える屋台が並びます。
シュトゥットガルトでは、屋台の飾り付けコンテストも開催されるので、それぞれの屋台の装飾にも注目です。マーケットはシュロス広場からカールス広場、シラー広場、そしてマルクト広場のあたりまで続き、とくにマルクト広場はメイン会場であり、グルメや雑貨の屋台も多く最も賑わいをみせます。
5位:ビビッド シドニー(オーストラリア)
冬の始まりにあたる毎年5月下旬〜6月中旬までの約1カ月間に、色とりどりの光でシドニーの街がまばゆくライトアップされる「ビビッド・シドニー(Vivid Sydney)」が開催されます。
2008年から続くこのイベントは、光(Light)・音楽(Music)・アイデア(Ideas)の3つのコンセプトで展開され、国内外のアーティストがシドニーに集まります。街中で光のアートやプロジェクションマッピングなどを鑑賞できたり、いろいろなライブ音楽を楽しんだり。
あるいは多様な業界における革新的で先端を行く話を聞くことができるトークショーやパネルディスカッションに参加すれば、未来へのアイデアを考える機会にもなります。
6位:ヴェネツィア・カーニバル(イタリア)
イタリア語では「mascherata(マスケラータ)」と呼ばれるこのカーニバルが開かれるのは、例年2月前後の謝肉祭の時期。カーニバルの時期のヴェネツィアでは、露天商をはじめ、いたるところでマスケラ(仮面)が売られ、思い思いの仮装を楽しむ人々で街中が溢れかえります。
世界三大カーニバルのひとつに数えられるヴェネツィアのカーニバルは、アクイレイアの総主教との抗争にヴェネツィアが勝利した1162年、勝利を祝う人々がサン・マルコ広場に集って踊り始めたのが最初と言われており、ヨーロッパの中でも古い歴史を持っています。
ナポレオンの侵攻によるヴェネツィア国家滅亡とともに、カーニバルの歴史も一度は途絶えてしまい、ヴェネツィアをあげてのイベントとして再復興されたのは1979年。現在は再び世界中からの関心を得て、毎年300万人以上もの人々が訪れる花形イベントとなっています。