消費者金融のカードローンは、銀行が提供するローン商品に比べると金利が高めな傾向にあります。金利が高いと総返済額が増えてしまうので、元銀行員の筆者としては、なるべく金利が低い商品を選んだほうが良いと思います。
ただ、消費者金融が提供するカードローンは、即日融資可能な商品が多く、すぐにお金が必要な場合には役立つでしょう。
そこで、本記事では、「即日融資でカードローンからお金を借りてはいけない人」の特徴について説明します。
具体的な目的がある人
即日融資可能な消費者金融カードローンは、提出書類も少なく、審査も早いので手軽に利用できるのが魅力です。
しかし、結婚資金・旅行費用・教育資金などの具体的な目的がある場合には、銀行が提供する「目的別ローン」を利用したほうが金利を低く抑えられます。
目的別ローンを借り入れるためには、見積書や契約書などの提出が必要になりますし、融資実行までに1週間以上かかる可能性があります。
それでも、金利が低くなれば、総返済額が減るので、具体的な目的がある人には目的別ローンの利用をおすすめします。
ルーズな性格を自認している人
カードローンは、設定した極度の範囲であれば、繰り返し何回でも借り入れができてしまいます。
その結果、借り入れを繰り返し、常に借金がある状態が普通になるのは危険です。とくに、消費者金融カードローンの金利は高いので、利息の支払いだけでも大きな負担になってしまいます。
そのため、ルーズな性格を自認している人は、カードローンの利用は避けたほうが良いでしょう。
どうしても利用したい場合、1回限りなど自分でルールを決めるのをおすすめします。
金利が高い点に注意が必要!
消費者金融カードローンの即日融資は便利ですが、金利が高い点には気をつけましょう。どうしても今すぐお金を借りたい場合はやむを得ないですが、返済できる範囲内で計画的に借り入れしましょう。
文・勝目麻希(元銀行員/FP)
新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャル・プランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。