カニエ・ウェスト
人気ラッパーのカニエ・ウェストのファンが、彼を再び億万長者にするために米クラウドファンディングプラットフォーム「GoFundMe」でキャンペーンを開始した。
カニエといえばこれまで、アディダスとの巨額の契約、ギャップとの契約、音楽カタログ、新曲の販売、コンサートなどで稼いでいると言われていたが、反ユダヤ主義的発言をするなど、問題行動を何度も起こしたことで、数々の企業から関係を絶たれていた。
彼は、数ヶ月以内に破産してしまうという報道が出る中、カニエのサポーターたちはいくつかのページを立ち上げた。その1つは「カニエ・ウェストを再び億万長者に」と簡潔に名付けられ、10億ドルの資金調達目標が掲げられていた。しかしこの募金は5ドルしか集まらず、その後削除され、その代わりに模倣ページが現れたとAllHipHopは報じている。
以前、あるファンは2016年に、カニエが借金を抱えていると主張した後、5300万ドルを集めるためのGoFundMeページを立ち上げていた。このファンは最終的に、5万7398ドルをクラウドソーシングしたが、カニエはその資金の受け取りを拒否。代わりに音楽チャリティー団体「ノーツ・フォー・ノーツ」に寄付されたことも話題となっていた。
フォーブス誌によると、カニエは、イージーの衣料品ラインでアディダスと契約し、純資産の15億ドルを占めていたた。現在、アディダスは彼とのパートナーシップの解消を発表しているため、カニエの資産は4億ドルになるという。
カニエは先月、ソーシャルメディアに一連の反ユダヤ的な発言を投稿。彼は、自分の発言についてまだ謝罪しておらず、代わりに「絶対に反省していない」と宣言していた。このカニエの一連の行動に、カニエの元妻でキム・カーダシアンも、非難の声をあげていた。