「よほど円満に退所した者でないかぎり、現役ジャニーズにとって、“辞めジャニ”については名前を出すことすらNGという雰囲気があった。しかし今年に入ってからは変化があり、ジャニーズJr.のユニット全員で退所、7ORDERとして再始動した安井謙太郎の名前を菊池風磨がラジオで連呼。また3月には、INIの田島将吾がジャニーズJr.時代に仲の良かったTravis Japanの松田元太・松倉海斗とのスリーショットを公開したほか、5月にはTikTokコラボまで実現。また最近も、SixTONESの森本慎太郎がラジオの生放送で元King & Princeの平野紫耀の名前を口にしたほか、平野のインスタライブ中に電話をかけるという“ハプニング”があり、後に森本はラジオで、平野はインスタライブでこのことに言及するという仲の良さを見せて双方のファンを喜ばせたばかり。以前ならとてもじゃないですが考えられなかった話です」(同)
さらに、山下のツアーではジャニーズ時代の楽曲も披露されたことでファンを驚かせた。
「ファンサービスの一環か、自分が主演したドラマの主題歌を披露しており、『抱いてセニョリータ』や『SUMMER NUDE ’13』といった自身の楽曲のほか、Mr.Children『HANABI』のカバーまでありました。ジャニーズ時代の楽曲は当然、ジャニーズ事務所側が権利を保有しているため、通常なら辞めジャニが披露することはありません。しかもこのコンサートはHuluで独占配信される予定で、それができるということはつまり、事前にしっかりジャニーズ事務所側の許諾を得ているということ。さらに、元King & Princeの岩橋玄樹も9月6日の東京公演からツアーを開始しましたが、今回のツアーではなんとアンコールでKing & Princeの『KPQP』をカバー。ファンを歓喜させました。実は赤西仁は以前から自身のコンサートでジャニーズ時代の楽曲を披露しているのですが、これは自身が作詞作曲している楽曲だったことで許諾を得やすかった様子。いずれにせよ、こうした動きからして、元ジャニーズのタレントがジャニーズ時代の楽曲を歌うことを事務所は容認するようになったとみられ、新しい地図の3人がSMAPの曲をふたたびファンの前で歌う日も近いのではないかとの声も出ています。山下のように配信がOKなら、ライブの“現場”だけでなくいずれテレビでも……と期待してしまいますね」(女性誌記者)
こうなれば、“辞めジャニ”と現役ジャニーズがテレビで本格共演する日も近いかもしれない。