オーストラリア名物の1つといえばミートパイ。今回は、ブリスベンのウエストエンドという地区にあるパイ専門店Worthy Pie Co.をご紹介します。

Worthy Pie Co.とは

Worthy Pie Co.は2,022年にエイミーさんとジョッシュさんによって、ウエストエンドという地区にできたパイ専門店です。ジョッシュさんのアメリカに住んでいましたが、そこではオージーパイを手に入れるのは難しかったそうです。そこで、エイミーさんは独学でおかし作りを学び、2,016年にジョッシュさんのバーでオージーパイを提供し始めました。その後、フードトラックやイベントなどでその美味しさからとても人気店になりました。コロナ禍でロックダウンの時期がありましたが、それが終了した時に、オーストラリアへ帰国を決意。ブリスベンに移り住んだ後は、ウエストエンドにあった古いベーカリーを買い取って、パイ専門店をオープンしました。

早速オーダー

厳選された素材から作られたパイ生地と、何度も試作を重ねて丁寧に作られたフィリングが組み合わさっています。今回、筆者は店員さんのお勧めだというBrekky Pie(ブレッキーパイ(11.5AUD=約1,083円))をオーダーしてみました。オーダー後、保温庫から取り出され、わざわざ店員さんは温度計で中身が適切な温度かを確認してくれます。

このBrekky Pieのフィリングは、上質な放牧牛肉、ソテーした玉ねぎとガーリック、濃厚なブラウングレイビーソース。パイの上には卵が乗せられており、スモーキーなベーコン、そしてたっぷりの美味しいチーズも乗せられているとてもボリューミーなものです。

持ってみた瞬間の感想は、「重い!」。ずっしりと手に重さを感じます。

食べてみた瞬間、まずはパイが口の中に。サクサクで、まったく油っこさがなく、軽い生地です。底生地はギュっと密度がありますが、それでも脂っこさを感じず、サクサク。そして、半分に割ってみると…

牛肉がゴロっと何個も入っています。食べてみると柔らかい!そしてソテーされたオニオンとグレービーソースがとても濃厚です。そして、ベーコンとチーズのちょっとしたしょっぱさもアクセント。食感的には上に乗せられた卵もとてもアクセントになっていました。「脂っこくてお腹がいっぱい」ではなく、「美味しく食べられて、ボリューミーでお腹がいっぱい」になる一品でした。