出張でもよく利用する東京/大阪間の移動。実際、新幹線を使う方が良いのか、飛行機が良いのか、コストや時間、サービスの面で分析します。

価格はどっちが安い?

価格だけを考慮した場合、安いのは新幹線です。運賃と指定席料金を合わせると、片道1万4,450円。早得商品を利用すれば片道11,000円です。

しかし、この商品は乗車時刻や座席数が限られているので、出張での利用は現実的ではないかもしれません。

一方、飛行機の普通運賃はJAL便で2万5,000円台から。ただし、飛行機の運賃は、購入時期や空席状況によって価格が変動します。

例えば、JAL便で羽田から伊丹に移動する場合、空席があれば、前日に予約できる特便割引1を利用すると、一番安い運賃で片道1万1,600円で乗ることが可能です。

先得だとさらに安く!早くから旅程が立てられるのであれば、安く購入できて、マイルも貯められる飛行機の方がお得だと言えます。

かかる時間は?

新幹線での東京駅と大阪駅間の移動時間は、約2時間35分。一方、羽田空港から伊丹空港までのフライト時間は、季節によりますが約1時間です。

ただ、空港や駅への移動を考えると、東京駅や品川駅などのターミナルが都心から近く、約10分おきに運行していて待つ時間が少ない新幹線の方がトータルでかかる時間は短いですね。

また、飛行機の方が天候に左右されやすく、台風や雪などで遅延や欠航になってしまうリスクも高くなります。そのため、新幹線の方が時間の正確性は高いでしょう。

しかし、「乗っている時間はなるべく短い方がいい!」という方は、断然飛行機がおすすめです。羽田空港を離陸して伊丹空港に着陸するまでは、本当にあっという間です。

飛行機と新幹線のサービスの違いは?

飛行機にはマイルサービスがあるのが大きなメリットです。出張で乗る頻度が多い方ほどマイルがたまり、その航空会社の上顧客となることができます。

上顧客になると、専用カウンター、専用セキュリティー、ラウンジの利用や優先搭乗など、優遇措置が多くなります。

また、貯めたマイルを航空券の購入に充てることもできます。そして、機内でも無料のドリンクサービスがあるのは飛行機ならでは。

JAL、ANAでは無料でWi-Fiを利用することもできます。サービスは、飛行機の方が充実していると言えるでしょう。

元CAだからということもありますが、筆者は飛行機派です。マイルを貯めて、そのマイルで新たな旅行に行ける点で飛行機にメリットを感じています。新幹線と飛行機、どちらが自分のライフスタイルに合っていて、よりお得に利用できるのか、ぜひ検討してみてください。

文・堀希和子(CAメディア ライター)

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