あなたは日々、神経をすり減らして働いていないですか?良い職場環境なのになぜか疲れてしまうという方がいます。もしかして少し繊細な部分や不器用な部分があるのかもしれません。今回は、繊細・不器用さんが、心地良く働くための4つのポイントをご紹介します。
良い職場でもなぜか仕事に疲れてしまうあなたへ
あなたは日々、神経をすり減らして働いていないですか?仕事から帰宅したらぐったりと疲れてないですか?
私は会社員として働いていたとき、良い職場環境だったのにも関わらず、上記のような状態になっていました。
今となって思うこの原因は…
- 誰かの顔色や反応、調子などを常に伺っていた
- 周りの様子を無意識に観察していた
ということがあると思います。
誰も感じていないことを感じていたり、考えなくてもいいことまで考えてしまい、頭がフル回転している状態でした。
つまり、身体は疲れていないのに、頭ばかりが疲れている状態。「なんで自分ばかりがしんどいの…?」といつも疑問を持っていましたが、そんな私でも現在は少しずつ心地良く働くことができるようになりました。
そのために実際に私が行った具体的な方法を4つ伝授します。
不器用な人の特徴
まずは不器用な人の特徴からご紹介します。「不器用」と聞くとネガティブなイメージが浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
確かにそのような一面もありますが、悪いところばりではありません。
手先が不器用
不器用の語源としては、もともと手先が器用でないことをさすようです。そのため、手先が不器用な人は多いのではないでしょうか。
そのため、仕事のスピードが遅かったり、少し要領が悪い一面があります。しかし、その分丁寧に時間をかけてコツコツ作るのが得意な部分もあります。
理解するのに時間がかかる
不器用な人は、理解するのに時間がかかります。要領が悪いと捉えられることもありますが、自分が不器用であることを自覚している人も多いので、「確実」に理解しようという心構えで取り組んでいるということでもあります。
新しいことを覚えるのが苦手というのもありますが、「失敗しないように」という繊細さを持ち合わせているので、何事にも慎重になりがちなのです。1つの作業を丁寧に確認しながら、時間をかけて取り組めるのは長所でもあります。
どちらかというとスピーディーに仕事をこなすよりも、着実に自分の作業を黙々とやり続ける職人気質です。
決断力がない
なかなか決断ができないというのも、不器用な人の特徴です。それによって頼りない人に見えてしまう一面があります。
決断力がない分、仕事上ではリーダー的立場になることが苦手な人も多いのではないでしょうか。自分に自信が持てない人も多く、一度決めたことでも長く悩みやすい傾向にあります。
しかし不器用な人の決断力のなさは、他者に気を使いすぎて周りと調和を取ろうとした結果だったりも。決断力がないというのは一見すると悪い部分に思えるかもしれませんが、それだけ他者との意見を比較して、物事を吟味する能力があるとも言えそうです。
イレギュラー対応が苦手
不器用な人はイレギュラーな対応が苦手な傾向にあります。不測の事態が起きたときに、それに合わせた的確な対応をするのが難しいかもしれませんね。言い換えると柔軟な対応が難しいということです。
しかし、その分、決まったやり方やルールに従うのが得意な一面があります。同じ作業をこなすのが苦に感じないという人もいるでしょう。
不器用な人は、柔軟な対応が難しい分、一度努力して適応した仕事に関しては根気よく着々と仕事をこなせる能力があるはずです。
頑固な一面も
不器用な人には頑固な一面もあります。先述した通り、柔軟な考えが難しい部分があるので、周りから見ると頑固に見えてしまうようです。
心の奥底では、実は自分に自信がない一面を持っているので、人に笑われたりミスをすることに臆病な傾向にあります。そのあたりでは、仕事においても1つのやり方に固執してしまいがちに。
しかし言葉を返せば、慎重で何事も途中で投げ出さないという忍耐強さを発揮できる長所にもなり得るということです。
繊細な人の特徴
次は繊細な人の特徴です。最近では、HSP【Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)】という言葉もよく聞くのではないでしょうか。
繊細な人が生きやすくなる書籍などもたくさん出版されていますよね。自分に当てはまる特徴がないかチェックしてみましょう。
感受性豊か
繊細な人は感受性が豊かです。様々なことに影響を受けやすく、映画などの登場人物に感情移入したり、自分の周りの人の感情も自分のことのように感じてしまったりします。
仕事をしているときもそのような特徴を持っているので、他の人の感情に敏感だったり、外的な刺激に対して引っ張られやすい部分があるでしょう。
人間関係で悩んでしまう人も多いようですが、それだけ感性が豊かということです。仕事面ではクリエイティブな能力を発揮できるかもしれません。
心配性で慎重
繊細な人は心配性で慎重な一面があります。ほんの些細なことでも心配していたり、慎重になりがち。
「こんな風になったらどうしよう…」とまだ起きてもいない不測の事態を想像して不安になることも多く、疲れやすいでしょう。
その分、仕事ではミスは少ない傾向にありそう。丁寧に確認作業を重ねる人もいます。作業時間はかかるかもしれませんが、ミスは少ない分、信頼も厚く真面目な印象の人が多いはずです。
ストレスに感じる場面が多い
様々な場面の些細なことでストレスに感じる人が多いようです。職場環境や、人間関係にも敏感でしょう。
神経質な傾向も持ち合わせているので、自分のミスに対しても、人より重大に感じやすい性格です。また他の人が怒られている場面でも、同席している自分が怒られているのではないかと勝手に思い込んだりも。
先述した通り、感受性が豊かな分、ストレスを感じやすい一面があります。それだけ神経を尖らせて過ごしているため、他者への気遣いができる長所もあります。
完璧主義
繊細な人は完璧主義な傾向が強いでしょう。0か100の思考になりがちです。その分、疲れやすく、一度やり始めたことはとことんやろうとするので、プレッシャーを感じやすい人です。
上手くできなかったことがあると、「自分はダメだ…」とネガティブな思考になりやすいので注意が必要です。
仕事面でも神経質になりやすいところがあり、妥協点が見いだせないことも…。他の人の作業が気になっても注意ができない性格でもあるので、1人で悩む原因になります。
繊細な人は、チームプレイよりも1人でできる仕事の方が向いていることが多く、ストレスなく能力を発揮できるかもしれません。努力家であることは間違いないでしょう。
周囲のことが気になってしまう
繊細な人は周囲のことが気になってしまいます。自分と周りの人を比較しがちな傾向にあります。
仕事面でも、自分より仕事ができる人がいたり、成績のよい人がいると評価を比較して、「もっとやらないと…」「自分はダメな人間だ…」とネガティブな妄想に走りがちしがちです。
その他でも人の目を気にする部分があるので、LINEの既読スルーや未読スルーも「嫌われたのかも…?」など考えがち。職場の人間関係でも悩みが多く、頼まれたことを断れないこともあるでしょう。
少し気にし過ぎてしまうのが、本人を苦しめるところではありますが、それだけ人の心を読もうとする力があり、他者の立場になって考えられるという長所でもあります。