仕事に対してやりがいを感じられないと悩んでいる方へ。やりがいがないと、働くのも億劫になっていきますよね。そもそも「仕事にやりがいは必要なのか?」と思ったら、やりがいがない状況で起こりうる事象と、仕事におけるやりがいについて知っていきましょう。
仕事にやりがいがない…
「なんだかやりがいがないな」「この仕事を続けていて本当に良いのかな」と思いながら働いていませんか。
そんな日々が続くと仕事に行きたくない、会社を辞めたいと思う原因になってしまいます。
また、無理をし続けてしまうと大きなミスを犯してしまったり、体調不良など体にも影響が出てきます。
今回は仕事にやりがいを感じない人が充実して楽しい毎日を送るための、ちょっとした工夫をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
そもそも仕事にやりがいは必要?
そもそも仕事にやりがいが必要なのでしょうか?仕事にやりがいを持つことの意味や、得られる効果をご紹介します。
やりがいとは?
やりがいとは、一般的には充実感や達成感を感じる手応えのある事柄のことを指します。かけた労力に見合う対価を得られたり、自分の能力が評価されることで生まれるものであることが多いようです。
仕事でやりがいを感じるというのは、自己成長や仕事の好成績にも繋がる重要なものであるとされています。仕事にやりがいを全く感じられない場合、長くは続かないことも多いでしょう。
職場での存在意義を感じられる
やりがいを感じることで、多くの人は職場での存在意義も得ることができます。存在意義とは人間にとって重要なものです。
人間には「自分を必要としてほしい」という根本的な欲求があると言われています。自分が会社にいることの意味を見つけることができれば、仕事の中で自己重要感を満たすことができるでしょう。
安定した精神状態でいられる
仕事にやりがいを持つことで、多くの人は人生においての充実感を感じることができ、自然に精神状態も安定すると言われています。特に男性であれば、仕事面での評価を重要視する傾向があるので、それだけ精神の安定に大きく関わっているのではないでしょうか。
また、仕事へのやりがいに加えて収入面でも安定していれば、より精神的な安定を得られるようです。
モチベーションアップに繋がる
仕事にやりがいを持つことで、モチベーションアップにも繋がります。仕事で人から評価されたり、感謝を伝えられたら嬉しいものですよね。多くの人がこれからも頑張ろうと前向きに思うはずです。
モチベーションが上がることで、さらに仕事への意欲や成果もだせるので、相乗効果が得られると言えます。
やりがいを感じないのはなぜ?
仕事にやりがいが感じられないのは自分がやる気がないせいだと思っている人も多いはず。
しかし、やる気になれない、やりがいがないと思うのには性格以外にも原因があります。
仕事が少なすぎる
ほとんどの人が決まった内容を毎日繰り返していると思いますが、仕事の量は人それぞれです。
中には出社して30〜1時間くらいで今日やっておかなければいけない仕事が全部片付いてしまう人もいるのではないでしょうか。
羨ましいと思う人もいるかもしれませんが、やることがないからといって席を離れてどこかに行くことはできないので退勤時間まで何もない状態で座っていなくてはいけません。
仕事の量があまりにも少なすぎるとやることがない時間が増えてしまい、「私がやる必要ないんじゃないの?」と思ってしまいます。
頑張っても評価してもらえない
一生懸命頑張って仕事をしても何も評価してもらえなければ誰だって嫌になります。
評価をしてもらうために仕事をしているわけではありませんが、頑張った先に「ゴール」となるものがないと「本当にやる必要があるのかな」と感じてやる気がなくなってしまいます。
また、雇用形態によってはどんなに頑張っても昇給やボーナスが支給されないためやってもやらなくても同じ、と仕事に対してのやりがいを失います。
ルーティンワークになっている
入社したての頃は覚えることがたくさんあって必死になるので時間がすぎるのも早いですし、頑張れますよね。
しかし、慣れてくるにつれてルーティン化してきてしまうためやる気がなくなってしまいます。
仕事に慣れると作業効率が上がるのでテキパキと仕事をこなせるようになる反面、時間が余ってしまったり、面白みがなくなってしまいます。
事務職は特に単純作業が多いので働く年数が長くなるほど飽きてしまう人が非常に多いです。
人間関係で邪魔をされている
嫌われる勇気などで有名なアドラー心理学では「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と言われています。それだけ人間関係は仕事や生活に大きな影響を与えていると考えても良さそうです。
どんなに仕事で成果をだせて、お給料が良かったとしても、職場の人間関係によって邪魔されるようなことがあれば、やりがいを感じるのは難しくなるでしょう。
出勤するたびに上司や同僚から嫌味を言われたり、どんなに頑張っても評価されないことが続けば、やる気を失ってもおかしくはないですよね。
仕事でやりがいを感じるのはどんなとき?
それでは、仕事にやりがいを感じる瞬間とはどんなときなのでしょうか?
やりがいを感じる瞬間については、男女でも違いますし、人それぞれの感じ方もあるようです。
高い評価を得られた
仕事で高い評価を得られた場合、やりがいを感じる人が多いようです。自分の労力が認められたとなれば、誰だって嬉しいものですよね。
同僚やお客様から褒められたり、営業の成績が伸びたりした場合、やりがいを感じる人も多いのではないでしょうか。
それに加えて、昇格などと言った目に見える形で、自分の頑張りが評価に反映されていれば、より一層やる気がでるようです。
自分の能力を発揮できた
緊張していたプレゼンが上手くいったり、自分の得意なことをいかして仕事で評価されたとなれば、モチベーションも上がります。
緊張感や職場の雰囲気にとらわれず、自分の能力を存分に発揮できたと思える場面があれば、やりがいを感じる人が多いでしょう。
成長したと感じたとき
自己成長できたと感じたときも、多くの人がやりがいを感じているようです。若干ですが、男性よりも女性の方が、自分が成長したと思えたときにやりがいを感じることが多いとされています。
女性は男性よりも自己成長や自己肯定感を重視する傾向があるためとされています。男性はどちらかというと新しい仕事に挑戦するときに、やりがいを感じる傾向にあります。
充実感に満たされたとき
毎日が適度に忙しく、心地の良い疲労感を感じるようであれば、仕事での充実感を得ることができます。過労やストレスが蓄積するほどではなく、その人にとってちょうど良い労働感というのがポイントです。
仕事や生活の両面で充実感を得られればより一層やる気もでて、やりがいを感じるのではないでしょうか。
給与・賞与に反映された
仕事を頑張ったことで、給与や賞与が上がるようであれば、やりがいを感じる人も多いようです。
頑張った対価に見合う給与や賞与をもらうことができれば、それだけ仕事にもやりがいを感じることができます。
上司や同僚から感謝されたとき
上司や同僚から感謝されたときも、やりがいを感じる瞬間です。特に女性の場合は、人間関係や自己肯定感を重視する傾向にあるので、感謝の言葉は大きく影響するようです。
上司や同僚から「ありがとう」と感謝された場合、男性よりも女性の方がやりがいを感じるという統計もあるようです。