のどかな町の小さな小学校。廃校となったこの場所で、アートに触れ、キャンプやグランピング、サウナが楽しめる理想郷みたいなスポットが誕生しました。その名も「那須ユートピア美野沢アートビレッジ」。あなたも学校でととのう?

「那須ユートピア美野沢アートビレッジ」とは?

東北自動車道那須ICから車で35分ほどの小さな山間に位置します。オフシーズンは、とても静かな農村部ですが、秋には、一帯を真っ赤に染める彼岸花の里として年々観光客が増えている有名な場所です。

旧美野沢小学校は、町内の小学校の統廃合に伴い2016年3月に閉校しました。皆さんは「学校」と聞いて、何を思い浮かべますか?夢中で学び、友達と遊び、毎日過ごしていた場所ですよね。大人は様々なスポットに懐かしさを覚え、子供は慣れ親しんでいる現在進行形の場所ですね。美野沢では、廃校になり、ひっそりとした学校に、またキラキラした輝きを取り戻そうと、再生プロジェクトが始動し、2022年9月にオープンしました。

「子供心に描いた理想郷。アートとアウトドアでつくる新しい思い出」をコンセプトに、鉄筋コンクリート造り3階建の校舎内はリノベーションされ、教室はアートギャラリーや宿泊施設、校庭はグランピングやキャンプ、サウナが楽しめる場となっています。

必見のアート作品目白押し

校舎内には、各地のフェスやイベントで活躍する現代アーティスト16組の作品が展示されています。廊下や階段、教室と、縦横無尽にアートが施された空間は、歩いているだけで楽しくなってしまいます。

地元の木材会社の端材と小学校に置いてあった楽器を使い、教室の空間いっぱいに躍動的に浮かび上がった作品や、東京渋谷のクラブWOMBを20年照らしたミラーボールをサスティナブルに活用した作品など、見ごたえのある作品が満載です。アートギャラリーのみの鑑賞も可能です。

ギャラリー入場料 

大人1,100円

子ども(12歳まで)550円

元職員室がカフェラウンジ

入り口を入り、左手に進むと受付となるカフェラウンジがあります。以前は職員室だった場所です。色合いや内装もお洒落でリラックスできる空間。ギャラリーのみ鑑賞の方も、ドリンクが無料で頂けます。お食事メニューはありません。

楽しみ方いろいろ

校庭は、キャンプエリアとなっていて、13区画のキャンプサイトが設けられています。中央には大型ファイヤーピットが常設されているので、焚き火を囲みながらテントで宿泊ができます。

BBQが楽しめる屋外リビングが付いたコテージも並んでいます。風呂・トイレ・キッチン・エアコンが完備され、手ぶらで快適なグランピング体験が楽しめそう。ペットと一緒に泊まれるドッグラン付きのコテージも1棟あります。校舎内の宿泊は、リノベーションした部屋で、黒板にチョークアートが描かれた教室にも宿泊できます。

グランピング、サウナ、キャンプサイトを、それぞれに予約が可能なので、フルセットはもちろん、好みでグランピングだけ、サウナだけの使用も可能ですし、レンタルキャンプセットもあるので手ぶらで楽しむこともできます。

屋外には本格フィンランドサウナも設置されていて、屋外シャワー、水風呂、更衣室も完備しています。仲間と気兼ねなく入れる貸し切りプランもあります。

またファミリー向けには、野菜の収穫体験や、子供たちだけで体験するキッズアドベンチャーなど、親子それぞれに楽しめるアクティビティも用意されているので、興味のある方は、公式サイトをご覧ください。