旅する人たちの強い味方、それは図書館だと筆者は思っています。ほとんどの図書館では展示やイベントが執り行われ、ローカルから旅人までさまざまな人が気軽に訪れることができる場所だと思います。今回ニュージーランドで3番目に大きいといわれる図書館を訪れる機会があったので魅力をまとめてみました。
Turanga図書館について
クライストチャーチの地震後2018年に場所を移して新しくオープンしたこともあり、内装はスタイリッシュ&モダンの一言。筆者が訪れた2023年でもまだとても綺麗で、利用者とスタッフの愛を感じます。グランドフロアをいれた5階建てで、各フロア毎でジャンルがわかれていることもあり、それぞれのフロアに案内板とスタッフが常駐しています。グランドフロアにある大きなタッチパネルは、クライストチャーチの歴史や名所を知るのに見て学ぶことができるので、とても素敵だと思いました。
Turangaとは
ニュージーランドのもうひとつの公用語であるマオリ語になります。もともとは北島の東海岸側にある集落の名前のようです。その集落はハワイキからクジラの背にのってきたパイケアが初めて降り立った地で、などなど調べてみたら長いお話になってしまいそうだったのでここら辺で区切りたいと思います。
図書館の3つの魅力
ここからは筆者が訪れてみて実際に感じた、Turanga中央図書館の魅力を3つに絞って紹介していきたいと思います。
①子供も大人も楽しめる
大きい図書館ながら綺麗にされている館内には、食事ができるファンデーションカフェと呼ばれるカフェがあったり、ワンフロアまるごと子供むけになっていたりします。そこには小さい子用のプレイグランド、レゴエリアなんかもあります。また大画面でゲームをプレイすることができたり、ボードゲームがあったりするので時間がたつのを忘れて楽しむことができます。さらには飲食も禁止されているエリア以外では自由にすることができるので、子供の好きなものを食べさせてあげることができます。
②誰にでも使いやすい
案内板をうえにのせてみましたが、見てわかる通り色分けされ、さらに見取り図もしっかりついています。筆者が嬉しかったのは英語表記だけではなく、マオリ語での表記もしっかりあることです。エレベーターはもちろんついていますので、展望デッキまで簡単に行くことができます。それぞれのフロアに車イスのかた用お手洗いもしっかりついており、車イスやベビーカーでの利用もなにも問題ありません。また荷物を預けて楽しめるようロッカーがついているのも嬉しいポイントです。
③完璧設備
調べものをするのに必要なパソコンは各フロアにたくさん設置されており、Wi-Fiは使用制限はありません。自分の端末を充電しながら使用できるよう電源タップがいたるところにあったり、プリントアウトやスキャナに必要なプリンターももちろん使用できたり、旅の情報収集や外で作業したほうがはかどる方にもってこいです、本や映画の貸出しもいたってシンプルで専用端末でぴっとするだけ、返却も時間外であっても外のポストにいれるだけなのは助かります。