⑥「ずっと想ってる」彼を振る側なのに矛盾系
「別れても、わたしはずっとあなたの味方だから」「別れても、ずっと好きだよ…」「別れても、ずっとあなたを想ってるよ」
もしも、あなたが彼氏を振る場合、こういった別れ方をしていては男性側からなかなか承諾を得られないかもしれませんね。なぜなら彼の中にモヤモヤ感が残ってしまうから。
フラれる男性側にしてみれば、フラれるという状況自体が理不尽なワケです。そこへきて「今は別れを選ぶわ。でも、ずっとあなたが好き」というのは理屈に合わないのです。
あなたにしてみれば、相手の失恋の痛手を少しでも和らげてあげようという配慮なのかもしれませんよね。でもその配慮、フラれる男性側にはほとんど通じていません。
「もしかしたら、いつかオレとの復縁を望んでる?」とも取られかねませんから、曖昧な表現にはご注意を。
⑦「別れても好きな人」未練タラタラ系
「別れても、好きなのはあなただけだから」「あなたが去って行ったとしても、わたしはあなたがずっと好き」
先程とは違い、今回はあなたがフラれる立場の場合の、あなたのセリフについてです。このセリフはしばらくの間、彼の心に残るでしょう。
「今はまだ、あなたからの別れを受け入れられないけど…」「必死で受け入れる努力はするから、もうちょっと待っててね」「心が整理できるまでは好きでいさせてね」
そんな、いじらしい気持ちが彼氏の心を揺さぶらないワケがありません。もしかしたら「今すぐ復縁したい!」なんて思わせてしまうかも…。
このように、まだ心を決めかねているとき、別れるという現状を受け入れられないときには素直にそう伝えましょう。この時、大切なのは相手の心に残る『余韻』です。
ふんわりと優しく相手の心に残るような別れ際の演出が大切です。決してストーカーのように「いつまでも見てるよ」的な重い感じの別れにならないように注意してください。
あえて緑に囲まれたキレイな公園を選ぶとか、街中ならお花屋さんの前を選ぶなど、「別れても、ずっと味方だよ」という、あなたの気持ちが美しい種類のエネルギーであることを強調しておきましょう。
重ねて言いますが、心に残る演出は結構大事です。香水など、彼が好きだったものをあえて付けていくようにしましょう。いつか彼がふっとその香りに触れたとき、切ない別れの余韻を思い出し、胸がキュンとなるかもしれません。
彼があなたを手放したことを後悔させる、そんな演出はあなたを一段上のオンナへと導いてくれるでしょう。
⑧「ついていけなくて…」別れの原因は自分系
「あなたについていけなくて…別れを選ぶしかなかったの。ゴメンね」「好きだけど、わたしはあなたにふさわしくないのかも…別れたらもっとステキな彼女を見つけてね」「こんなわたしを好きになってくれて、ありがとう」
彼氏のプライドがエベレスト級に高い場合、罵詈雑言や罵倒しまくって別れるのは禁物!逆切れされて、別れた後、ストーカーにでも変身されたら余計にこじれます。
ただでさえ別れは上手くいかないもの。特にプライドの高い男との別れの場合は、あなたが悪くなくても、あなたに非があることを匂わせましょう。
とにかく、この手のタイプは別れに伴う恨みつらみを買うと後で面倒です。次に付き合う男性に迷惑がかかるかもしれませんし、別れてからも厄介事に巻き込まれるのはゴメンです。
そう考えると、キレイさっぱり後腐れなく別れられるというのは、とても大切なプロセスだと言えますね。自分から別れを切り出す場合、自分が犠牲になる覚悟も必要でしょう。
また、こういうプライドの高い男を相手に復縁なんて発想は辞めておきましょう。自分のことは棚にあげてネチネチつつきまわすのも、この手のタイプの特徴です。
⑨「大切にして欲しかった…」原因は相手系
「もっと、わたしを見ていてほしかった。だから別れを選んだの」「別れたくないけど、あなたにほっとかれ過ぎて、わたしもう疲れちゃった」「わたしたちに別れはないと思ってた!けどあなたは浮気したわ。もう信用できないし、絶対に許せないの。もう別れてやるし、復縁なんてあり得ないから!覚悟して」
要するに「もっとわたしのことを大切にしてほしかった」という心のメッセージ。ですが、別れ際のセリフである以上、これも恨み節に入りますね。
たしかに浮気をされて悔しいのは分かりますし、ほっとかれ過ぎなのも、どうかと思います。それが別れに繋がって苦しい思いをするのが自分なら、一体なんなのよ!と腹も立てたくなるでしょう。ですが、浮気をされたあなたに非は全くなかったでしょうか。
「このオンナは、ほっといてもオーケーでしょ」と思われるような態度ではなかったでしょうか。男が本気で好きな女性を野放し状態にするとき、そこには彼女に対する絶対の信頼のようなものがあります。
このオンナは絶対にオレを裏切らない…。彼にこのような信頼を寄せられていたとしたら、カップルとしてある意味上手くいっていたのではないでしょうか。
反対に、いつも浮気の心配をされているような場合、それだけ彼があなたのことを信頼していないということになります。
浮気は許せませんが、男は大昔から浮気をする生き物です。むしろ浮気した事実より、浮気そのものがバレたことを叱るべきです。
別れの原因にどちらかの浮気が挙げられるのは、いつの時代も変わらぬ事実です。別れの原因は相手にあると決めつけ、「もう、どうせ別れるからいいや」とばかりに罵詈雑言を浴びせる前に、一度自分自身を振り返ってみてはいかがでしょうか。
⑩「ゴメン、嫌いになった」とハッキリ言う系
別れの際、あなたが男性を振る立場だとして、振られる男性側にしてみれば、振られる原因が曖昧だというのが、感じ悪い別れ方のワースト1らしいです。
別れを目前に、まだ好きだという気持ちが残っている男性側にしてみれば不完全燃焼この上ない状態…。
「今は別れるけど復縁の可能性もありってこと?」「いやいや、『もう別れよう』という言葉を口にしてきた以上、もうこれっきりなんじゃないのか?」など、モヤモヤした気持ちが残る、最悪の別れ方のようです。
「もうあなたのこと、好きじゃなくなったの。ごめんなさい。だから別れたいの」「他に好きな人ができちゃって…。本当にごめん…、でも別れてほしい」「わたしたち、がんばったけど性格が合わないみたいだよね。もう別れよう」などなど、別れの言葉は山ほどありますよね。
中でも別れの理由をキチンと明確に告げる言葉は、相手の今後のためにも重要です。上手に別れることができれば、それに越したことはありません。ですが、そんなにうまくいかないのが現実です。
別れを前に修羅場になるかもしれませんし、場合によっては泣かれてしまう可能性も…。たとえパニックに陥ったとしても別れる理由だけは、キチンと明確にしてあげる努力は忘れずに。復縁を匂わすような別れ方はしない方が懸命でしょう。
⑪「相手を理解できない」相性が合わない系❶
「あなたとはなんだかよく分からないけど、合わないみたい」「優しいけど、なんか物足りないなぁ」
蓋を開けてみたら性格が合わなかった…なんてこと、ありますよね。中には「もしかしたら、わたしの彼ってメンヘラ気質なのかも…」なんて話も聞きます。
別れたくないからと、何度話し合ってもお互いに歩み寄れない場合、性格の不一致などは生理的嫌悪に繋がっていく可能性があります。
一度、彼の存在を生理的に受け入れられなくなると、その先に待っているのは大抵の場合、別れです。一度、別れを意識し始めると後戻りするのは至難の業です。
⑫「スキンシップが合わない」相性が合わない系❷
スキンシップや相性が合わなくて別れる場合、相手の致命傷になるようなことは言わないようにしましょう。最後に相手の心に残るあなたに対する感情が、怒りや屈辱に満たされてしまいます。
言葉は口にした途端、武器にも相手を癒す道具にもなります。ですから後で後悔のないようにしたいものです。
相手が浮気をしたなど、物理的に何か被害を被ったときには怒りにまかせて相手を傷つける言葉が出ても、許される場合もあります。
裏を返せば「それだけ、わたしも傷ついたんだから」ということですから、浮気した本人は恋人の怒りを真摯に受け止めるべきでしょう。
ですが、身体的なことや性格的なことはなりたくてそうなったワケではない場合がほとんど。 ですから、「スキンシップが下手だから別れたい」などは口が裂けても言わないようにしてください。
⑬「昔から好きだったけど…」幼なじみ系
厄介なのが幼なじみや同級生などの関係です。地元の仲間の目もありますし、別れた後の同窓会にも出席しづらくなりますよね。
また、彼のことを心の底から嫌いになれればいいのですが、学生時代の楽しい記憶が邪魔をして、なかなか嫌いになれなくて…。
別れと再会を繰り返し、離れたいのに離れられないという泥沼にハマってしまうのも、このパターン。家が近所、または親同士が仲良しの場合、尚更困りますよね。
ですが、繰り返しの中でもお互いに成長し、学んだことはたくさんあるはずです。執着の残る相手ではありますが、あえて、そういったことは口にせず、一言「今までありがとう」とサラリを伝えてみてはいかがでしょうか。
この「今まで」という一言に、2人の長い歴史が込められています。それだけで十分なのではないでしょうか。
⑭「後悔しない恋愛を」一度きりの人生系
先程の幼なじみの章でも少し触れましたが、過去に引きずられてばかりいては、この先に待っているかもしれないステキな出会いを逃がしてしまうことにもなりかねません。時間は過ぎていくばかりなのです。
なかなか別れてくれない彼氏の場合「わたしよりももっとふさわしい女がいるハズ」とか言ったところで受け入れてもらえる確率は低いでしょう。
ならば「わたしだって、もっと色んな恋がしてみたい」と言ってみてはどうでしょうか。相手を傷つける言葉ですが、一度きりの人生です。あなたのことを大切に想ってくれている彼なら、身を引いてくれるのではないでしょうか。
⑮「もう我慢しないで」今までゴメンなさい系
とかく恋人同士の時代は相手に依存しがちです。甘えたり、甘えられたり…。
自分の甘えが別れの原因を招いているかもしれないと感じたら、とにかく一言、ごめんねと謝っておきましょう。嫉妬深さや束縛したい気持ちは、わりと誰でも持っているものです。でも彼が自由でいたい精神の男性だったら、かなりガマンしていたはず。
最後の最後に好印象を残すためにも「いままで束縛し過ぎてごめんね」と素直に謝る勇気を…。この一言で、別れた後でも、彼のあなたに対する見方が大きく変わるはずです。