就職して新社会人になり仕事は覚えてきたけれど、上司との間にまだ距離があると感じている……そんなときは上司と共通の話題を持ってみましょう。共通の話題を探すことで円滑なコミュニケーションができるようになるかもしれません。そこで今回の記事では、40代の上司の心にグッとくるサマーチューン(夏を感じさせる歌)を4つ紹介します。この歌を知っていれば上司との距離がグッと縮まるかも?
JITTERIN'JINN(ジッタリン・ジン)「夏祭り」
東京ヤクルトスワローズのチャンステーマの一つとしても知られる「夏祭り」。2000年にガールズバンド・Whiteberryがカバーしたバージョンなら知っているという人もいるかもしれません。しかしもともとはJITTERIN'JINN(ジッタリン・ジン)が1990年にリリースした楽曲です。
JITTERIN'JINNは1986年に結成されたバンド。2020年7月時点で解散宣言はされていないものの、2010年に夏祭りのペアソングとなる「なつまつり」を配信してからは活動休止状態です。ただ2019年4月からYouTubeで過去の楽曲などを配信しているのでチェックしてみましょう。
JITTERIN'JINNが世に知られるようになったきっかけの一つが1989~1990年にかけてTBS系の深夜番組内のコーナーで放送された「三宅裕司のいかすバンド天国」通称“イカ天”です。
独特の音楽性が評価されたJITTERIN'JINNは、同番組内で“6代目イカ天キング”の座を勝ち取ります。「夏祭り」とあわせて“イカ天”も知っておくと上司との会話に花が咲くかもしれません。
井上陽水「少年時代」
1990年にシンガーソングライターの井上陽水がリリースした「少年時代」は、1997年に日本レコード協会からミリオンセラーに認定されるなど長く愛されている名曲です。2016年にはサントリー「伊右衛門」のCMでタイアップされ、数多くの歌手がカバーしています。
クセのある歌声が印象的な井上陽水は、ものまねタレントの神奈月やりんごちゃんがレパートリーとして取り上げていることもあり、コミカルな印象を持っている人もいるかもしれません。
実際の井上陽水は、デビュー30周年となる1999年にリリースしたベスト・アルバム『GOLDEN BEST』が200万枚を越す売り上げを記録するなど、日本を代表する歌手なのです。
ちなみに「少年時代」はもともと井上陽水の飲み仲間で、漫画の『忍者ハットリくん』や『怪物くん』の作者として知られる藤子不二雄Aの依頼がきっかけとなって制作された楽曲と言われています。完成した楽曲を聴いた藤子氏は、あまりの素晴らしさに感銘を受けたそうです。
ゆず「夏色」
北川悠仁と岩沢厚治からなるフォークデュオのゆずは、若い世代にも人気が高いミュージシャンかもしれません。2003年にNHK紅白歌合戦に初出場、アテネオリンピックでは「栄光の架橋」がNHKのテーマ曲として採用されました。
ゆずはもともと路上ライブを中心に音楽活動を行っていたストリートミュージシャンの草分け的存在でもあります。そんな彼らのデビューシングルに収録されている楽曲が、1998年にリリースされた「夏色」です。爽快な夏の気分を感じさせる曲調の「夏色」ですが、実は楽曲を制作したのは冬という話。
冬を感じさせる歌詞として「大きな5時半の夕焼け」という表現があり、夏にしてはやけに陽が落ちるのが早い描写が出てきます。それでも夏を感じさせてしまうところに音楽の力があるのかもしれませんね。