「グラミン日本」と「三星毛糸」は、シングルマザーの自立支援をさらに促進するために、東海地方の地域企業が集まる「『想いに火を付けろ!』ソーシャルタキビコwithグラミン日本」を、岐阜県三星毛糸本社のタキビコ・キャンパスにて9月11日(月)に開催する。

ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行

「グラミン日本」は、ムハマド・ユヌス博士によりバングラデシュに設立されたマイクロファイナンス機関「グラミン銀行」の日本版として2018年に設立。この「グラミン銀行」は、生活困窮層の自立を支援した功績により2006年にノーベル平和賞を受賞した。「誰もが活き活きと社会で活躍する持続可能な社会」の実現をビジョンに掲げ、主に生活困窮の状態にある女性に対して、生活資金ではなく「起業や就労の準備資金」を融資するマイクロファイナンスと、多様なパートナーとの共創によって生まれる「一歩を踏み出す機会」を提供することをミッションとしている。

三星毛糸およびタキビコについて

「三星毛糸」が発起人となり、7月7日(金)にスタートした日本初のアトツギ(老舗企業)とスタートアップの共創コミュニティ「TAKIBI & Co. (タキビコ)」。

タキビコは共創パートナー同士のコミュニティ(タキビコ・コミュニティ)、焚き火ができる庭付きのコワーキングスペース(タキビコ・キャンパス)、アトツギとスタートアップの交流イベント(タキビコ・イベント)から成るプロジェクト。日本の真ん中である東海中部エリアの一角に生まれたタキビコ・キャンパスをメイン拠点とし、これまで交わりが少なかったアトツギ(老舗企業)とスタートアップ企業が「マッチング」ではなく「クロッシング」を通して新しい価値を共創するセミクローズドなコミュニティだ。

シングルマザーの経済的自立支援に向けた連携を開始

そんな「グラミン日本」と「三星毛糸」が、シングルマザーの経済的自立支援に向けた連携をスタート。

「グラミン日本」の挑戦は2018年に始まり、少しずつ実績が出てきたが、一方でシングルマザーを取り巻く環境は厳しさを増している。企業、自治体、NPO・支援団体、そして個人サポーターと連携することにより、「グラミン日本」単独では届かないところにまで支援を行き渡らせることが求められている。

このような状況のなか、「三星毛糸」と連携・協力し、社会課題解決やSDGsに興味のある東海地方の地域企業と、シングルマザーの支援に関して交流できるイベントを開催することとなった。