ソエルテ関東は、世代や障がいの有無を超えて誰もが楽しめるアートイベント「SOERUTE ART FESTIVAL」を、9月9日(土)・10日(⽇)に東京タワーにて開催。障害福祉を考えるパネル展示、自立支援の足がかりとしての絵画フォトコンテスト、地域物産展もあわせて実施し、このイベントを通してすべての人に「障がい児の親なきあとの未来を」考えるきっかけを作ることを目指している。

障がいをもつ子と親を支援


ソエルテは、障がいをもつ子と親を支援する団体。親が安心してこの世を旅立つことができるよう、子の自立を支援、応援している。


団体名は“添える手”を由来としており、障がいを持つ子やその親がつらい時や悩んでいる時に寄り添い、温かい手を添えて共にがんばりたいという気持ちを表している。


障がいを持つ子どもがいる家庭における将来の自立問題は、親世代の高齢化に伴い年々深刻化の一途を辿っている。特に両親が亡くなった場合に経済面・生活面における支援体制が不十分になることや、社会的なつながりが欠如してしまうことが喫緊の課題で、これらについて相談できる場が少ないことも悩みの種になっている。


親なき後問題解決のための信託と市民後見人養成、障がいをもつ子の自立支援のための還元事業の展開、専門家による相談窓口を設置などの活動を行っているソエルテでは、こうした状況を踏まえ、「SOERUTE ART FESTIVAL」の開催を通して、障がいを持った人たちが親なきあとも幸せに生きていける社会を創造するための足がかりを作ることを目指している。

幅広いジャンルのアーティストが一堂に


「SOERUTE ART FESTIVAL」では、落語や音楽、絵画など幅広いジャンルのアーティストが一堂に会し、障がいを超えた子どもたちの多様性と個性、可能性を表現する。


10日(日)には、全国の障がい児や障がい者から募集した絵画フォトコンテストの発表、授賞式を実施。

また、「SOERUTE ART FESTIVAL」開催に合わせ、B型就労支援施設でつくられた商品をはじめとした全国の商品を取り扱う物産展もオープンする。

開催時間は、9日(土)が13:00~17:00、10日(日)が12:00~18:00。会場は、メイン会場がメインデッキ Club333、サブ会場がFOOT TOWN 2F、物産展会場がメインデッキClub333・FOOT TOWN 2F 通路、パネル展会場がFOOT TOWN 2F 通路となっている。パネル展は、9月1日(金)〜10日(日)の期間開催する。料金は無料だが、メイン会場へは東京タワー所定の展望デッキ入場料が別途必要となる。

「SOERUTE ART FESTIVAL」を訪れて、障がいを超えた子どもたちの多様性と個性、可能性を感じてみては。

イベント特設サイト:https://2pc91.hp.peraichi.com/
ソエルテ関東HP:https://soerute.org/

(山本えり)