本来であれば、謹慎やクビもあり得るレベルの騒動を起こした3人。しかし、ここまで生ぬるい措置で活動を継続させる裏には、ジャニーズ事務所の厳しい台所事情が関係しているという。

「これまでなら那須は謹慎、金指に関してはクビでもおかしくない。特に金指に関しては、該当する女性が有名なキャバ嬢だと言われ、さらに舞台上から特別なファンサービスをしたことも明らかになりアイドル人生は終わった。それでも、罰せずグループ活動を続けるのは、ジャニーズが滝沢秀明氏の設立した『TOBE』に警戒しているから。ここで『美 少年』を罰して退所でもされたら、TOBEに刈り取られるのは目に見えている。甘々な対応しかできない裏には、TOBEのせいで売れている所属タレントに気を使わなければならない事情ができてしまったからなんです」(同上)

 実際、8月16日にはTOBEに、舞台などで活躍した元ジャニーズJr.の大東立樹が加入したばかり。特に、滝沢氏はジャニーズJr.の管理を事務所在籍時に長年行い、タレントからは教祖的な人気を得ている。それだけに、『美 少年』メンバーの流出を恐れて、今回の甘い処分がくだされたようだという。

「これまでのジャニーズでは、性加害騒動でもわかるとおりに事務所に逆らえばアイドル人生を奪われていた。なので、ジュニアたちの多くが、ジャニー喜多川氏からの虐待を誰にも話せなかった構図がある。しかし、いまやTOBEのおかげで、いつでもジャニーズを辞めても良いと考えるジュニアが増えている。特に、売れっ子ならばTOBEが拾ってくれる可能性も高いので、発言権が大きくなっている。そういった地殻変動が、今回の『美 少年』の激甘処分でも露呈してしまった形です」(民放関係者)

 不祥事を起こしたメンバーがいながら、現在も活動を続けているジャニーズグループはいる。それだけに、『美 少年』も事務所に守られながら、メジャーデビューを達成することだろう。