エド・シーラン Photo by Annie Leibovitz
今年の5月に、10年にわたる数学的タイトルを冠にしたアルバム・シリーズ「マスマティックス・プロジェクト」の最後となるアルバム「―(サブトラクト)」をリリースした、エド・シーラン(Ed Sheeran)。
そして、3ヶ月後には自身のインスタグラム・アカウントからサプライズでアルバムをリリースすることを発表した。今回のアルバムは「秋」をテーマとした作品であり、全14曲収録されている。
エド・シーランは今回のアルバム「AUTUMN VARIATIONS」に関してこう語っている。
「昨年の秋、僕は友人たちと人生の様々な変化を経験した。暑い夏の後、落ち着いたり、収まったり、または崩壊したり、収束したり、あるいは爆発したりした。僕が去年の始めに辛い時期を経験したとき、曲を書くことで自分の気持ちを整理し、何が起こっているのかを受け入れることができた。そして、友人が様々な状況にあることを知ったとき、彼らの視点から、あるいは僕の視点から曲を書いた。僕たちがそのとき世界をどう見ていたかを表現したんだ。失恋、憂鬱、孤独、混乱といったどん底の中にも、恋に落ちたり、新しい友情を得たりといった絶頂期もあったから。
いつか父と兄から、エルガーという作曲家が14曲それぞれ異なる友人を題材にした『エニグマ変奏曲』を作曲したことを聞いた。それが今回のアルバムを作るきっかけになったね。前作『―(サブトラクト)』をプロデュースした、アーロン・デスナー氏とはすぐ意気投合し、ノンストップで作曲とレコーディングを進めることができた。このアルバムは二人のパートナーシップから生まれたんだ。今回も彼のサウンドは『秋』の雰囲気を見事に捉えていると思うよ」
エド・シーランは現在、大規模なツアー「+ – = ÷ x TOUR」を開催中であり、主に北米のスタジアムを回っている。