東野は、女性がそういう行動を取った理由について、「当時、そういう雑誌があんのよ。人気者になった女の子の中学とか高校時代、付き合ってる子とのツーショット写真とか(を掲載する雑誌が)。なんやったらキスしてるほうがありがたい、とか。『ブブカ』って雑誌やねんけど。それ、俺とか今田(耕司)さん、よう買うて読んでた」と説明した。

「東野が名前を出した『BUBKA(ブブカ)』といえば、芸能人の裏情報を綴った記事が中心の雑誌。読者によるアイドルや芸能人のスクープ写真を買い取り、スキャンダル記事やプライベート写真などが多数掲載され、今も芸能史に残る〈奥■恵×押尾学 全裸ニャンニャン写真〉の記事は有名です。他にもジャニーズアイドルの未成年時の喫煙写真やグラビアアイドルの口淫写真、オリンピック選手が風俗で働く動画など、一般週刊誌では掲載を躊躇するようなエゲツない内容でも容赦なく掲載していました。このため多くの芸能事務所との間に確執が生じ、訴訟に発展したケースもありました」(芸能ライター)

 視聴者からは「ブブカ」を知らないという人や懐かしむ声が飛び交っていたが、東野の発言を快く思ってないのが、現「ブブカ」の編集部だろう。

「芸能人のスキャンダルを連発していた『ブブカ』ですが、2012年に王道アイドル誌にリニューアル。以来、AKB48や乃木坂46といった坂道グループが表紙を飾るようになり、先の乃木坂46の5期生オーディションでは川﨑桜が、日向坂46の4期生オーディションでは藤嶌果歩がぞれぞれ『BUBKA賞』を受賞しています。しかし、かつてはある意味で『週刊文春』以上に芸能プロダクションの“敵”と見られていた雑誌だったと知らされたら、受賞者も微妙な気分になってしまうかもしれません」(前出・芸能ライター)

 番組で東野は「25年前のこと」と言い訳していたが、だとしたら誌名は出すべきではなかったかもしれない。