今回のお題は「膾」「帳」「槌の子」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「膾」

「膾」の読み方をご存じでしょうか?

「魚膾(ぎょかい)」や「炙膾(シャカイ)」の「カイ」とも読めますが、それは音読みです。

今回は訓読みを正解とします。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「膾」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. 刻んだ魚肉や野菜などを生のまま酢であえた料理
  3. おせち料理にも使われます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「膾」の読み方!正解は!?

正解は「なます」です!

古くは魚肉を酢であえた料理だったということで「生肉(なましし)」と呼ばれていたものが訛って「なます」になったとのこと。

しかし現代では、細切りにした大根と人参を酢であえた「紅白なます」が最もポピュラーですね。

紅白なますはおめでたい紅白の水引を大根と人参でイメージしたもので、お正月にぴったりな縁起物として親しまれている料理です。

また、なますは腸内環境を改善したり、疲労回復にも効果的なことで知られています。

2問目はこの漢字!「帳」

「帳」と書いて、なんと読むか分かりますか?

なんと(ちょう)以外にも読み方があります!

さあ、なんと読むでしょう?

「帳」読み方のヒントは?

ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。

あるものの名前ですが、現代で使っている方はなかなかいないと思います。

何か思い当たるものはあるでしょうか?

「帳」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「と」です。

ものとしては使っている方はかなり珍しいですが、
言葉としては文学や歌詞など、時々使われていますね。

特に「夜」とセットで使われていることが多いようです。

これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「帳」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

「とばり」

です!

とばりをgoo辞書で引くと「室内や外部との境などに垂らして、区切りや隔てとする布帛 (ふはく)」と説明されています。

今でいうと、カーテンや暖簾に近いでしょうか。

演劇などお好きな方だと、開演前に観客席と舞台をの間 に垂れ下がっている「緞帳(どんちょう)」も、とばりの一種といえるかもしれませんね。

文学では「夜の帳(よるのとばり)」という言葉をたびたび目にします。

これは夜になって暗くなり周りが見えなくなったきたことをとばりに例えたもので、
暗くなって周りが見えなくなった=夜の帳が下りたと言ったりしています。

とても詩的で素敵な表現ですよね。