今日の難読漢字は
「曽遊」
「劉覧」
「松脂」
の3問です!あなたは正しく読めますか?
難読漢字、1問目は「曽遊」!
「曽遊」の読み方をご存じですか?
「遊」とついているので遊びに行くことのようですが、「曽」の字は地名人名以外ではあまり見ないように思います。
いったい何と読むのでしょうか?
「曽遊」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「そ○ゆう」の4文字
- 音読みです
- 「ぞ○ゆう」と読むこともあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「曽遊」の読み方、正解は・・・
正解は
「そうゆう」
です!ヒントに書いた通り「ぞうゆう」と読むこともあります。
「曽」は「かつて」「これまで」という意味があり、「遊」は「あそぶ」ではなく「(勉学のために)他の地へ行く」という意味で使われています。「外遊」が海外で遊ぶという意味では使われないのと同じです。
「曽遊」は「以前訪れたことがある」という意味になり「曽遊の地」という使われ方をすることが多いです。基本的には会話ではなく文章で使われる熟語です。
「曽」という漢字で「曽遊」と同じ意味で使われるのは「未曽有(みぞう)」です。未曽有は「未(いま)だ曽(かつ)て有らず」のことで「今までに一度もなかったこと」という意味になります。
以前行ったことがある場所を訪問するときに「曽遊」の読み方も是非思い出してくださいね。
難読漢字、2問目は「劉覧」!
「劉覧」の読み方をご存じですか?
「覧」という字は「一覧」などで見かける字ですが、「劉」はあまり見かけませんね。
いったい何と読むのでしょうか?
「劉覧」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○○らん」の5文字
- 音読みです
- 「瀏覧」と書くこともあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「劉覧」の読み方、正解は・・・
正解は
「りゅうらん」
です!
「劉」には「ころす」というちょっと怖い意味がありますが、この場合は「つらねる」「ならべる」という意味になります。「覧」は「よくみる」という意味があるので、「劉覧」は「すみずみまで目を通すこと」という意味になります。「閲覧」の尊敬語としても使われることがあります。
「劉」と「瀏」の違い
ヒントに書いたように「劉覧」には「瀏覧」という書き方があります。
「瀏」は「劉」にさんずいが付いただけなので、似たような意味なのかと思うと、「きよい、あきらか」「風がすずしい」「ながれる、ながす」と全然違う意味を持っています。
「劉」の場合は「つらねる、ならべる」の意味で、「瀏」の場合は「ながれる、ながす」の意味でそれぞれ使われているのです。
実際の「劉覧」は並べたものをすみずみまで流れるように読むことなのかもしれませんね。
普段の会話で使われることはあまりない言葉ですが「劉覧」の意味や読み方を是非覚えておいてくださいね。