テイラー・スウィフト
友人を祝うため、米ニュージャージーに降り立った米人気歌手テイラー・スウィフト。しかし、現地の人々はテイラーの訪問について両極端な反応を見せている。
米PageSixが報じたところによると、先週末、テイラーの友人でミュージシャンのジャック・アントノフと女優マーガレット・クアリーの豪華な結婚式が米ニュージャージー州のロング・ビーチ島で執り行われた。しかし同時期に、メジャーな釣り大会が行われていたため、現地では大混乱が起きていたという。
自分が住んでいる、もしくは自分が滞在している地域に大スターのテイラー・スウィフトが訪れるとなれば、一目見てみたいと思う人は多いことだろう。米PageSixによれば、テイラーがロング・ビーチ島に来ることを知った人々たちはこぞってテイラーがいる場所へと繰り出した。その結果、ジャックとマーガレットがリハーサルディナー(※)や結婚披露宴を行ったいくつかのレストランの周辺には、予想以上の人だかりができてしまったようだ。
※挙式の前夜に行われる結婚式のリハーサルのこと。アメリカでは一般的とされる。
トップクラスのセレブたちが、同地のレストラン「Bird and Betty’s」のナイトクラブエリアでパーティーを楽しんでいる間、毎年開催されている釣り大会「Beach Haven White Marlin Invitational」に参加した釣り愛好家たちは、2階のパティオでお祝いをした。ある人物は米PageSixに対し「結婚式なんてクソくらえ」「別の週末に(結婚式を)計画すべきだった」と話したという。
釣り大会に参加した別の人物は、警察が大量動員されたことに激怒。なんでも、セレブたちが集結した結婚式の影響でいくつかの通りが封鎖されたほか、州警察までが派遣され、群衆を管理することになったそうだ。同人物は「彼らは通り全体を封鎖した」「我々は(魚と一緒に)写真を撮るためだけに警護されなければならなかった」と不満をあらわにした。
また、別の地元住人は「彼らは特別待遇が過ぎる」と先述の人物同様、怒りを見せた。
米ニュージャージー州のバーゲンフィールドで生まれたジャックは、夏が来ると必ずと言って良いほどロング・ビーチ島を訪れているそうだが、結婚式を挙げる日が地元でも有名な釣り大会の開催時期と一緒であったかを知っていたかは不明だ。しかしながら、新たな門出の日に外野から反発の声を聴きたがる者がいるだろうか。そのことからも、偶然の一致の可能性が高いと言えよう。
一部ではテイラーたちの訪問を歓迎する声もあるというが、あるTikTokerは、大挙して押し寄せた群衆を批判。ジャックたちの結婚式を“台無し”にしたと述べ、金切り声があげた人々を“不快極まりない”と一刀両断。また、別のテイラーファンは、「今夜テイラーを待っていたこの人たちは本当のスウィフティーズ(テイラーファンの呼称)じゃない」と、テイラーたちを見ようと集まった人々を「野次馬」扱いしている。