――それはファンから見て、いい仕事してるなと思います?

EBi子 いや、もうやりすぎで(笑)。佐野勇斗もSnow Man・目黒蓮とちょっと話した、というだけの話を、もうずっとこすり続けてるので。しつこいと思いつつも、でも彼が「東京ドームで公演したい」と言うから、応援するしかない。

 でもジャニオタが流れてきたことで、現場にうちわが増えてるんです。EBiDANはもともとペンラなので、今までいた人たちがペンラを持って、新規がうちわを持ってくる。過渡期っていう感じ。ファンが増えることはいいことだけど、EBiDANはペンラだよ、みたいな内部の闘いがあります。

LD子 うちわでいうと、LDHもついに公式うちわをつくりました(笑)。それが「居酒屋えぐざいる」の公式グッズとして売られてるんですが、その前にGENERATIONS(以下、ジェネ)がライブグッズとしてうちわ出したときにちょっと物議を醸したんです。

 古き良きLDHファンって、「俺たちはアイドルオタクじゃねえ」みたいな自意識があって。「LDHはアーティスト事務所だからジャニーズのようなアイドルではないんです」という謎のプライドを持っているんですよね。でも、15年に『HiGH&LOW』がスタートしたことで、二次元オタとかジャニオタとかがガーッと流れてきて、お金を落とすようになった。運営としては稼げればいいわけですから、最近は結構“アーティストである”みたいなところも崩れていっている気がするんですけど、そのひとつの象徴がうちわなのかなと。