NiziUの韓国デビュー、これまでの曲では「通用しない」?

 とはいえ、21年11月リリースの1stアルバム『U』の初動売り上げが約18万枚だったのに対し、先月19日リリースの2ndアルバム『COCONUT』の初動が約14万枚だったことを思うと、日本での頭打ち感も否めない。

「韓国メディアは、NiziUがデビュー後1年11カ月で東京ドーム公演を開催し、“日本国内女性アーティスト史上最速”記録を更新したことや、『NHK紅白歌合戦』に出場したことなどを報じており、こうした功績が海外進出時の“武器”となるのでしょう。ただ、これまでの日本向けの“かわいい路線”の楽曲は『韓国で通用しない』と指摘する声は多いです」(同)

 なお、NiziUは昨年8月に、韓国・ソウルで開催されたイベント『KCON 2022 Premiere』のステージに出演。これが韓国での初ステージとなったが、地元メディアのNiziUの扱いは思いのほか小さく、あらためて“日本向けアイドル”であることが露呈してしまった。

「今年3月にリリースした5thシングル『Paradise』の作曲とプロデュースを、世界的人気を誇る先輩グループ・Stray Kidsのバンチャン、チャンビン、ハンによる音楽ユニット・3RACHAが担当しました。これにより、NiziUの海外での認知度はグッと上がったとみられており、韓国デビューはよいタイミングといえるかもしれません」(同)

 多くのファンが心待ちにしてきたNiziUの韓国デビュー。彼女たちのパフォーマンスは、日本だけでなく海外でも通用するのだろうか。