レイチェル・ゼグラー
ディズニーの実写版映画『Snow White(原題)』で主演を務めるレイチェル・ゼグラー(22)が、「偽フェミニスト」と非難されている。
レイチェルは、大ヒットしたオリジナルのディズニーアニメーション映画『白雪姫』に対し、これまで何度も否定的なコメントをしていた。その動画が再浮上し、ディズニーファンの怒りを買っている。彼女は過去のインタビューで、オリジナル版が「嫌い」であることを認めただけでなく、この映画の王子を「ストーカー」と表現。さらに、物語は「奇妙」と表現した。
レイチェルはまた、自分が主演を務める実写版映画では、白雪姫は「王子に救われるわけではない」と話し、「真実の愛を夢見るわけでもない」と語った。
先週TikTokに投稿され、940万回以上再生されたある動画が話題となっている。それはTikTokユーザーのアンジーが、過去のインタビューをとりあげ、「女性には好きなものを追求する権利がある」ということをレイチェルが認めていないと批判する内容だった。
「女性の価値観が違うからといって、彼女の価値が下がるわけではない。結婚ではなくキャリアを望む女性もいる。仕事ではなく、結婚や家庭を望む女性もいる。両方を望む女性もいる。すべての人は、耳を傾けられ、見られ、評価されるべき」と彼女はキャプションに書いた。
TikTokの投稿は、レイチェルが2022年9月にVarietyに語った映像から始まり、そこで彼女は、ディズニープリンセスのキャラクターに現代的なエッジをもたらしていると言った意味を明らかにした。「もはや1937年ではないという意味よ。彼女は王子様に救われるわけでもないし、真実の愛を夢見るわけでもない」「彼女が夢見ているのは、自分がなれると知っているリーダーになること、そして亡き父が、恐れを知らず、公正で、勇敢で、真実であればなれると言っていたリーダーになることなの」とコメントしている。
その後、アンジーが考えを語り、主張するシーンに切り替わる。そして「ディズニープリンセスを批判する偽フェミニズムについて、私は文字通り博士論文を書くことができるわ」と述べた。
「ディズニープリンセスを批判することはフェミニズムではありません。すべての女性がリーダーであるわけではないし、すべての女性がリーダーになりたいと思っているわけでもない。すべての女性が権力を欲しているわけでも切望しているわけでもない。恋愛したい、結婚したい、主婦になりたいというのは反フェミニストではありません。どれも、あなたの人間としての価値や女性としての価値を下げるものではないのです」と自身の意見を述べている。
他の多くの人々もすぐにアンジーの意見に同意し、レイチェルのコメントに疑問を呈するTikTok動画をアップロードした。
2022年9月にカリフォルニアで開催されたディズニーD23エキスポで、レイチェルはオリジナル版映画について「文字通り彼女にストーカーする男とのラブストーリーに大きな焦点が当てられている。変ね!変なの!」とコメント。そして「だから今回はそんなことはしなかった」「男をキャスティングしたからといって、多くの人がラブストーリーだと思うだろうけど、私たちは違うアプローチをしているの」とコメントしている。「(王子役の)アンドリュー(・バーナップ)のシーンは全部カットされるかもしれない。ハリウッドだもの、ベイビー!」とジョークを飛ばした彼女は、別のインタビューで、ディズニーワールドで白雪姫の乗り物に乗ったときに「怖かった」と告白していた。
これには「こんなにオリジナルが嫌いなのに、なぜリメイクを作りたいのか」「こんなに見下したような、独りよがりのディズニープリンセスを見たのは生まれて初めてだ」との意見が寄せられている。
また、ストライキ中にレイチェルが述べたコメントも非難の的に。彼女は「象徴的なディズニープリンセスのドレスを着て18時間そこに立っているのなら、ネットで配信される時間ごとに報酬を受け取る資格がある」とコメント。
これには「新しい白雪姫は、私が今まで見た中でもっとも我慢できない女性」「彼女は現代のハリウッドで最も権力を持ち、独りよがりで名声に飢えている女優の一人に違いない。彼女がインタビューに答えるたびに、ますます嫌いになっていく」などのコメントが見受けられた。