今回は「馥郁」「冥利」「鉄扉」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
1問目はこの漢字から!「馥郁」
「馥郁」
これ、何と読むかわかりますか?
どちらの漢字も見慣れない上に、
この組み合わせもなんだか不思議…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「馥郁」読み方のヒント!
「馥郁」は、特殊な読み方というわけではありませんが、
どちらの漢字にも、馴染みがない方が多いのではないでしょうか。
ヒントとして「郁」の読み方を先にお伝えします。
これは「いく」と読みます!
人名にも時折使われる漢字ですね。
つまり「〇〇いく」という読み方なのですが…
さて、あなたは何と読みましたか?
「馥郁」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ふくいく」
です!
「馥郁」は、
「良い香りがいっぱいに漂っているさま」を表した言葉です!
例文としては
「馥郁たる香りが食欲をそそる中華料理店」
「英国式庭園は馥郁たる花の香りで包まれている」
などで使われます。
「馥」の字には「かんばしい」、
「郁」の字には「かぐわしい」という意味があるため、
「香り」という言葉の頭につくことで「良い香り」という意味を成しています。
以前「馥郁」という日本酒があったため、
辛党の方には正解した方もいるかもしれません。
常用する言葉ではありませんが、美しい表現に使いたくなる漢字「馥郁」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
2問目はこの漢字!「冥利」
「冥利」と書いて、なんと読むか分かりますか?
ひとことで言えば、これ以上ない幸せという意味の「冥利」。
自分の幸せを実感し、周囲への感謝の気持ちも含んでいる言葉です。
絶対に聞いたことのある言葉だと思いますよ!
さて、「冥利」と書いてなんと読むでしょうか?
「冥利」読み方のヒントは?
「冥利」とは、意識してなかったことで受ける恩恵のことです。
神仏から受ける恩恵という意味で使われているので、
「コツコツ頑張れば報われる」
「やっぱり神様は居たんだ!」
「いいことをしていると幸運が来るのは本当だった!」
という感じですね。
他にも「男冥利」「女冥利」などは、その性別に生まれてきたからこそ、実感できる幸せです。
職業などでも「教師冥利」「役者冥利」と、自分が頑張ったことに対して、
思いがけないほどの大きな結果を残せた時にも使います。
「目の前の事を一生懸命に頑張っていただけなのに、会社が大きくなり社長冥利に尽きる。」
なんて言ってみたいですね!
とにかく「冥利」は、目の前の幸せを実感している瞬間の言葉です!