「作品を鑑賞したネットユーザーの間でも、『詳しく言えないけど……』と大っぴらに感想を書き込むことは控えられていた印象。それで口コミが広がりにくかった上、『よくわからなかった』『子どもには難しい』といったネガティブな声もあり、映画ランキングではすぐに首位陥落となりました」(同)
なお、『君たちはどう生きるか』は初日から3日間で観客動員100万3,000人、興行収入16億2600万円をあげ、宮崎氏による10年前の作品『風立ちぬ』との興収対比150%ということで、当初は「好発進」と伝えられた。しかし、その『風立ちぬ』は当時、公開4週目でも映画ランキング1位に君臨。
「しかも、『風立ちぬ』は公開4週目で累計興収56億円を超えていたのですが、『君たちはどう生きるか』は公開4週目で54億8000万円という状況。そもそも『風立ちぬ』は公開から“V8”を記録するなど、勢いをキープしていただけに、ゆるやかに失速中の『君たちはどう生きるか』が負けてしまうのは当然でしょう」(同)
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