「剣戟」と「ちゃんばら」

「剣戟」というと、日本なら時代劇での乱闘シーン、海外だと「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでの戦いのシーンを思い出します。「剣戟映画」は戦いがメインになりますが、昨今はアクション映画内の一要素として剣戟シーンが使われることが多いです。

日本で製作された剣戟映画は俗に「ちゃんばら映画」と呼ばれますが、この「ちゃんばら」は刀で斬り合う音や様子を擬音的にあらわした「ちゃんちゃんばらばら」の略とも言われています。

ちゃんばらは剣戟シーンを真似た子どもの遊戯になり、そこから厳密にルールを制定した「スポーツチャンバラ」「バイクチャンバラ」などのスポーツに派生しました。剣戟のシーンがそれだけ文化として根付いているということですね。

時代劇の大立ち回りを見たくなったら「剣戟」の読み方を思い出してくださいね。

難読漢字、3問目は「沓石」!

「沓石」の読み方をご存じですか?

「石」という漢字が使われているので何らかの石と思われますが、「沓」という字はあまり見かけません。

いったい何と読むのでしょうか?

「沓石」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○○いし」の4文字
  2. 訓読みです
  3. DIYの材料などで目にすることもあります

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「沓石」の読み方、正解は・・・


正解は

「くついし」

です!

「沓」という漢字は読みの通り「靴」という意味がありますが、「沓石」は柱を支える土台の石、という意味の建築用語になります。靴も足を支えるという意味では同じような意味なのかもしれませんね。

「沓石」と「束石」

「沓石」を検索すると、DIYの材料として販売されているものが出てきますが、一緒に「束石(つかいし)」という名前も出てくることが多いです。ただ、写真を見ても沓石と束石の違いはよくわかりません。

基本的には「外見として見えるところに使われるのが沓石、見えないところに使われるのが束石」ということのようです。床下で住宅を支えるのが「束石」、テラスの増設や藤棚などの基礎として使われるのが「沓石」と考えれば良いでしょう。

もし庭でDIYをすることになったら「沓石」の読み方を思い出してくださいね。
さて、難読漢字3問、いかがでしたか?
今回はちょっと古めの言い回しから身近で触れるかもしれない言葉まで、幅広く選んでみました。

全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。