「FIRST AIRLINES(ファーストエアラインズ)」は、池袋(東京都豊島区)にあることから“池袋国際空港”とも呼ばれ、海外旅行を疑似体験できるお店として人気です。VRを使った観光地めぐりや、行き先にちなんだ機内食グルメを味わうことができ、日本にいながら海外旅行を味わうことができます。そこで今回は、ファーストクラス気分が手軽に味わえ、海外へ行ったような満足感が得られる「FIRST AIRLINES」をレポート!

繁華街・池袋駅からすぐ。ビルの扉を開けると……そこは国際空港!?

池袋駅北口から徒歩約5分のところにあるFIRST AIRLINES。ビルの8Fでエレベーターを降りて扉を開けると、空港でよく耳にする聞き覚えのあるアナウンス……ざわざわとした人の気配まで感じられます。

受付で予約しておいた名前を告げると「ローマ便の●●さまですね」と、本物そっくりのパスポートと搭乗券を渡されて入店。チェックインみたいで、本当に空港へ来たかのようです!

ほかのお客さんを見ているとパスポートにいくつもスタンプを押してある人がチラホラ。「この前はニューヨークだったんだけど今日のイタリアは初めてだから楽しみ」といった声が聞こえ、リピーターのお客さんも多そう。ますます期待が高まります!

今回体験したのはローマを発着地としたイタリアRome便です。ほかにも以下の8路線があります。

  • アメリカNY便
  • フランスParis便
  • アメリカHawaii便
  • フィンランドHelsinki便
  • アメリカCalifornia便
  • ニュージーランドnewzealand便
  • 日本一周 Japan便
  • タイムスリップTimetravel便

初めてのファーストクラスの座席に本物のCA!?

搭乗手続きを済ませるとまるで本物のキャビンアテンダント(以下CA)のようなスタッフが座席まで案内してくれます。スタッフには、CAを目指している学生さんもいるそうです。

シートは全部で12席あり、前方8席が本物のファーストクラスの座席を利用したシートになっていて料金は5,980円(税込 約120分)、後方4席はビジネスクラス仕様で4,980円(税込 約120分)。

シートによってリクライニングの角度、フットレストの有無などから料金に差がありますが、受けられるサービスや機内食に差はないそうです。

案内されたファーストクラスの座席に座ってみると……ふかふかでゆったりとした座り心地!座席の間隔も余裕があり、足をのばしてもぶつからないほど。これがファーストクラスの座席なんですね!普段乗っているエコノミークラスの座席とは明らかに座り心地が違います。

「本日はご搭乗誠にありがとうございます。この便は……」という搭乗前のアナウンスが聞こえてくれば、ここが池袋だということを忘れてしまいそうです。

「シートベルトの締め方」や(実際は締めなくても大丈夫)「救命胴衣の使い方」のレクチャーのほか、窓の外の景色まで再現された演出に、気分はすっかりわくわくの離陸前!

VRトリップでイタリアの観光名所めぐり!

池袋国際空港からイタリア・ローマに向けて飛び立った飛行機は、乱気流に巻き込まれることなく順調に上空へ。しばらくすると乗客にVRゴーグルが配られて装着完了……いよいよイタリアの旅が始まります。

VR(バーチャルリアリティ)の旅ではローマ、ヴェネツィア、バチカン市国の観光地など、誰もが「イタリアに行ったら一度は行ってみたい!」という名所ばかりです。

上記写真はモニターに映された映像ですが、VRではまるで実際にその場所にいるかのような風景が360度映し出されるので、本当にトレビの泉やコロッセオに行ったかのような気分になりました。

このVR体験は各便によって異なるので、ハワイ便では美しい海を、ニューヨーク便ではマンハッタンの夜景などを楽しめるそうです。