ジュディ・デンチ Photo: Richard Young/Shutterstockジュディ・デンチ Photo: Richard Young/Shutterstock

アカデミー賞受賞経験のある大御所女優ジュディ・デンチ(88)が、視力の悪化に苦しんでいることを明かした。

英Sunday Mirror紙のインタビューに応じたジュディは視力の低下に伴い、撮影現場で台本が読めずにいることを明かした。

対談の中で、ジュディは視力を失うことにいて「体にとってもっとも恐ろしく、ショックな出来事だった…。ゾッとする。他人に依存するほどひどいことってない」と発言。長い女優キャリアを誇るジュディはこの事実をなかなか受け入れることができなかったようだ。

続けて「つまり、映画の現場ではもう見えない。読むことができないの。だからあまり見えない。でもそれに対処するだけ。進むのみよ。長時間のシーンは難しいけれど。まだ解決法は見つけられていないの。私には台本を教えてくれるたくさんの友人がいるからね。ただ私は映像記憶に優れているの」と述べ、現在は友人たちの助けを借りながら撮影に臨んでいることを明かした。

なお、ジュディは2012年にも加齢黄斑変性(※)が原因で視力が低下していることを明かしていた。

※加齢により網膜の中心部である黄斑の働きが悪くなり、視力低下が起きる病気。

視力の低下という難局を乗り越え、どうにかして女優業を続けようと思っている様子のジュディ。今年の12月で89歳の誕生日を迎える彼女だが、現役を退く気はいまのところないようだ。