広告クリエイターの課題解決の手法を育児に転用!

ブルーパドル代表取締役・佐藤ねじ氏と、おもちゃ作家・佐藤蕗氏による『子育てブレスト その手があったか!67のなるほど育児アイデア集』が、8月2日(水)に小学館より発売された。

育児ハック67個をまとめたアイデア集


小1起業家、等身大パネルマザー、車窓忍者、


顔ハメ絵本、0歳ボドゲ、くらしのひらがななど、12年にわたって様々な育児コンテンツをつくってきた佐藤ねじ氏と佐藤蕗氏。

SNSで度々話題になってきた育児ハック67個をまとめたアイデア集が、『子育てブレスト その手があったか!67のなるほど育児アイデア集』1,650円(税込)だ。

SNSに公開していない育児ハックも収録


同書では、SNSには公開されていない佐藤ねじ氏と佐藤蕗氏が家庭で日常的にやっていた育児ハックも収録。


子どもたちが電車で暴れるとき、“動いた方が負け”というゲームにすることで数駅ほど静めることに成功した「電車ヨガ」や、


イヤイヤして保育園に行かないとき、なぜかテンション爆上がりして玄関にきてくれた「朝の運動会」など、


0歳~小5までの育児の悩みの“意外な解決策”が、年齢別に別れて紹介されている。


育児アイデアは、見開きにつき1ネタイラスト多めで、気楽に読めるのが嬉しい。

広告の仕事で培った技法を育児に転用

さらに、クリエイティブディレクターの佐藤ねじ氏と、おもちゃ作家・佐藤蕗氏は、広告の仕事で培った“課題解決”のクリエイティブな技法を育児にも転用。

子どもをクライアントに例え、「クライアントが、保育園に行きたくないと仰っている場合、どうにかして気持ちを変えてもらう方法」を考えている。


この場合「保育園に行く」というゴールを「玄関から外に出る」に変えることで、クリアハードルが大きく下がるのがポイント。例えば、玄関に音が鳴る鈴をつけたり、玄関の外に何か楽しいものを配置することで、子どもを外に出してあげられる。

外に出たら気分も変わり、じゃあ次は自転車まで競争してみようなど、また小さなゴールを設定することで、保育園に行くというゴールを少しずつ達成していく。もちろん、これで失敗することも多々あるのが前提だ。


こういった課題解決の手法で育児を捉えることで、正攻法とは違った変化球的な育児ハックを編み出すことに成功。

同書は、そういった“奇策”のほか、どういう視点で考えるのか“年齢別の発想法”もまとめられている。