アンガス・クラウドアンガス・クラウド

米HBO局の人気海外ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」にフェズコ役で出演していた若手俳優アンガス・クラウドが亡くなったことがわかった。享年25。

米TMZによると、アンガスは7月31日(現地時間)、米カリフォルニア州・オークランドにある実家で死去。家族は声明の中で「本日、すばらしい人間に別れを告げなければならず、とても沈んだ気持ちでいます。アーティストとして、友人、兄弟、そして息子として、アンガスはいろいろな意味で私たち全員にとって特別な存在でした」と述べた。

家族はまた、「先週、父親を埋葬した彼は喪失にとても苦労していました。私たちの唯一の慰めは、アンガスが親友だった父親といま再会したことです」とも発言。どうやらアンガスは最愛の父親が亡くなって以降、父を失った苦しみと闘っていたようだ。

アンガスは他界するちょうど2週間前、真っ赤な洋服に身を包んだ父の写真をインスタグラムに投稿。元々のキャプションはわからないが、最近「恋しいよ」に変更していた。

@anguscloud / Instagram

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米TMZによると、アンガスの母親は31日の午前11:30頃、脈がない状態のアンガスを発見し、“過剰摂取の可能性がある”と通報。アンガスは最終的に現場で死亡が確認された。

また米Page Sixによると、アンガスは父親をアイルランドで埋葬し、カリフォルニアにある自宅に戻ってきてからというもの、自殺願望に苛まれていたという。しかしながら、現時点で死因についてはわかっていない。

アンガスは、ドラッグや、セックス、暴力、アイデンティティ、トラウマ、ソーシャルメディア、恋愛、友情など、現代社会でさまざまな問題を抱えながら生きる高校生たちの姿をスタイリッシュに描いた若者向けドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」への出演で一躍有名に。2022年には、ルー・ベネット(演:ゼンデイヤ)、ネイト・ジェイコブス(演:ジェイコブ・エローディ)と共に、シーズン2でもっともツイートされたキャラクターに選ばれるなど、若者を中心に支持を集めていた。なお、アンガスの名が知られるきっかけとなった「ユーフォリア」シーズン3の撮影は来年始まる予定だ。