――番組を始めるまでアンチはいなかったんですか?

前田 どっちかっていうと僕のほうに「おまえ、アイドルに近づくために芸人になったんろ」みたいなアンチがいたんですよ。でも、そういう人たちがどんどん消えていって、今、大山アンチだけが残ってます。

大山 おまえのアンチが俺に切り替わったわけじゃねえだろ。じゃあエロゲオタクが相方を攻撃するかというと、そういうことはしないんです。エロゲ業界は景気が悪くなったことで、濾されて濾されて質のいいオタクしか残ってないんで。全盛期はもっと治安悪かったんですけどね。

前田 悪いヤツが一掃されたんだ。歌舞伎町みたいに。

大山 別に警察入ったわけじゃないから。俺は仲間からこいつに言ってほしい気持ちもあるんですよ。こないだ番組のゲストで来てくれた松崎(克俊)さんがかましてくれないか期待してたら、結局俺と揉めたんです。松崎さんは抜きゲー派で、シナリオゲー派の俺をエロゲーマーとして認めないという話になって。結果的に抜きゲーマーから俺が結構食らったりしてます。

前田 エロゲオタクからもやられている。内戦だな。大山は芸人のアンチも増えてるんですよ。

大山 裏で揉めたりするとき、相方はボソボソしゃべるから声量が小さくて、俺はそれに比べたらでかいんですよ。それで俺が相方にめちゃくちゃかましてるように聞こえるらしくて、芸人に嫌われだしてるんです。評判が悪くなってから、「大山さん、今、芸人に嫌われてますよ」と教えられて、「こいつ、やりやがったな!」っていう。ずっと頭を回転させて、俺を悪く見せようとする努力をしている。今、エロゲにも芸人にも味方がいなくて、四面楚歌です。