ケヴィン・スペイシーケヴィン・スペイシー photo : James Veysey/Shutterstock

『アメリカン・ビューティー』や「ハウス・オブ・カード 野望の階段」などで知られるオスカー俳優のケヴィン・スペイシー。性的暴行容疑での裁判で無罪を勝ち取った彼は、ロンドンの一流クラブで祝杯をあげたという。

ケヴィンは現地時間7月26日の夜、ソーホーにある会員制のプライベート・スポットで友人たちとウイスキーを飲んだ。彼はまた、無罪となった数時間後に64歳の誕生日を祝っていた。

この一流クラブにいた別の客は、「彼はとても誇らしげでした」とコメント。「彼はウイスキーを飲みながら夜を過ごしました。『ハッピーバースデー』は歌いませんでしたが、みんな元気そうでした」と続けた。

この日、カジュアルなセーターとパンツ姿だったケヴィン。雨の中、傘をさしてクラブを後にした。

ケヴィンは、20年以上にわたって4人の男性に暴力をふるった罪に問われていた。

3人の男性は、ケヴィンが自分たちの股間を積極的につかんだと告発し、彼を「下劣な捕食者」だと表現した。俳優志望の4人目の男性は、ケヴィンのロンドンのアパートで、キャリア相談のためにビールを飲みに行った後、眠くなり気を失ったと主張。そして、彼にオーラルセックスをされて目が覚めたと語った。

ケヴィンは、自分が 「かなりの浮気者」であり、合意の上で男性と交際していたと主張。罪状は全部で9つだった。

最終的な「無罪」の評決が読み上げられると、彼は涙を流した。

ケヴィンは証言で「判決を急ぐあまり、最初の質問に答える前に、私は仕事を失い、評判を失い、数日のうちにすべてを失いました」と述べていた。

彼の弁護人のパトリック・ギブスは、告発した男性らについて、一攫千金を狙って#MeTooの流行に乗ったのだと非難した。