ジェナ・オルテガ(左)、ポール・ラッド Photo: Image Press Agency/NurPhoto/Shutterstock, @paulrudd_ / Instagramジェナ・オルテガ(左)、ポール・ラッド Photo: Image Press Agency/NurPhoto/Shutterstock, @paulrudd_ / Instagram

ネットフリックスの人気ドラマ「ウェンズデー」で主演を務めている女優ジェナ・オルテガと、マーベル映画『アントマン』シリーズで知られる俳優ポール・ラッドが共演する新作映画『Death of a Unicorn(原題)』の撮影がまもなく始まることがわかった。

現在ハリウッドでは、SAG-AFTRA(全米映画俳優組合)がAMPTP(映画製作者協会)に対し労働条件改善やAI対策を求めて大規模ストライキを実施中。これにより、映画やドラマの製作やプロモーションは全て中止となっている。

しかしながら、ジェナ&ポールの新作映画『Death of a Unicorn』は撮影許可がおりたのだという。ストライキ中であるにもかかわらず、同作はなぜ製作を進めることができるのだろうか。

米Variety誌によると、ストライキ中、俳優たちは従わなければならない規則がいくつかあるものの、プロジェクトを続行できる方法もあるという。

仮にプロジェクトが主要スタジオのものであり、AMPTPも関わっているのであれば撮影することはできないが、メジャースタジオに属していないインディペンデント系のプロジェクトや学生映画などは、SAG-AFTRAから免除さえ得ることができれば、製作・撮影が可能だそうだ。

免除を受けるためには、SAG-AFTRAが求めているすべての条件に同意しなければならないとのこと。なお、ストライキ中にゴーサインの許可を得たプロジェクトは39作品あるという。

ジェナ&ポール共演の『Death of a Unicorn』は、帰宅途中にユニコーンを轢いてしまった父娘について描いた作品。米Variety誌によれば、撮影はまもなくハンガリーでスタートする予定だ。