日本人の漁師の担い手確保・育成を目的に活動をしている、全国漁業就業者確保育成センター(以下、漁師.jp)は、日本財団から助成を受け、小中学生をターゲットとする新しいWebサイト「漁師ナビ」を漁師の日である7月17日(月)に公開した。

動画を中心に漁師の仕事を学べる

従来からあった漁師.jpのwebサイトは、就業に直結した情報を掲載しているが、今回公開された「漁師ナビ」では動画を中心とし、漁師について楽しく学べる構成となっている。


動画コンテンツ「現役漁師インタビュー」では、5人の漁師から生の声を伝える。


また「漁師の学校」では、若手お笑い芸人が神奈川県立海洋科学高校の先生から漁師について楽しく学ぶ内容となっている。

誇りをもって活躍する「漁師」たち


2023年5月に全国の漁師にwebアンケートを実施。「生まれ変わっても漁師になりたいですか?」というアンケートでは、回答のあった現役漁師214人中140人の65%が「生まれ変わっても漁師になりたい。」と回答した。この結果を受け、6月に一般の人に向けに「生まれ変わったら今の職に就きたいですか?」というwebアンケートを実施。漁師以外の有職者301人中48人(16%)が今と同じ職に就きたいと回答した。漁師が65%だったのに対し、それ以外の職業からは1/4の16%という結果に。


漁師は、3Kと言われることのある現場での仕事だが、実際には“達成感がある”、“毎日がワクワクする”といった声も多く、誇りをもって活躍していることがわかるアンケート結果となった。

7月第3月曜日は「漁師の日」

漁師.jpは昨年7月に、7月第3月曜日を「漁師の日」と日本記念日協会に登録し認定を受けた。


今年の「漁師の日」のイベントとして、7月17日(月)に漁業就業支援フェア東京会場(会場内のガイダンスブコーナー)にて、夏休み自由研究大作戦企画「漁師の仕事!知る授業」を開催。11名の小学生が保護者と共に参加し、漁師について学んだ。

小中学生に向けた漁師を動画で学ぶwebサイト「漁師ナビ」を、この機会にチェックしてみては。

漁師ナビ:https://ryoushi.jp/ryoushinavi
漁師.jp:https://ryoushi.jp/

(江崎貴子)