新田真剣佑『聖闘士星矢 The Beginning』は公開翌週にランキング圏外

「一方、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』と同日に公開した『聖闘士星矢 The Beginning』も悲惨でした。21年4月に芸能事務所・トップコートを退所し、海外に拠点を移した新田真剣佑のハリウッド初主演映画で、原作は漫画家・車田正美氏が『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載していた名作『聖闘士星矢』。日本とアメリカ合衆国の共同制作で実写化し、制作費は80億円ともいわれていたことから、当然、大ヒットを狙っていたはずです」(同)

 同作で“小宇宙(コスモ)”というパワーに目覚める主人公・星矢を演じた真剣佑も、やはり気合が入っていたとみられる。ところが、全国323スクリーンで上映を開始するも、映画ランキングではまさかの初登場8位。翌週には早々にランキング圏外となり、世界累計興収は10億円に届かなかったと伝えられている。

広瀬すず、もう一つの主演映画もほとんど話題にならず……

「また、『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』がコケてしまった広瀬は、6月9日公開の主演映画『水は海に向かって流れる』も、ほとんど話題にならず。全国270スクリーンほどで上映されたものの、同時期に話題作の公開が重なり、埋もれてしまったのか、映画ランキングには入らずじまいでした。同作は、漫画家・田島列島氏が『別冊少年マガジン』(講談社)で連載していた同題作品の実写版で、主人公の会社員・榊千紗(広瀬)や高校生の熊沢直達(大西利空)らが共同生活を送るシェアハウスでの人間関係を描いたヒューマンドラマ。鑑賞した人からの評判は上々だっただけに、関係者は落胆しているのでは……」(同)

 下半期公開作品も、すべてが『君たちはどう生きるか』のようにロケットスタートを切れるわけではないだろう。一体いくつの作品がコケてしまうのだろうか。